梅雨の晴れ間に、月山(その1)--2021年6月27日-- ― 2021-06-28 23時00分
5:30 姥沢駐車場出発
7:23- 7:43 牛首
8:49- 9:07 山頂
9:34-10:10 胎内岩
11:35 牛首
12:13-12:25 姥ヶ岳
13:15 姥沢駐車場到着
地図はこちら
山開き前には月山に行きたいけど、もうチャンスは今週だけ。
最初は土曜のつもりも、天気予報やら、山勘やらで、日曜に決定。
午後から大気が不安定になるのが最近のパターンなので、早めに出発。
リフトはまだ運転前なので、久しぶりにリフトを使わずにGO。
車はそこそこ止まっていたが、宿泊者なのか?登山者はあまり見かけないな。
今は無き姥沢小屋跡の脇を通って登山道に入ります。
ところどころで、木道が整備されていて、歩きやすい。
本日一番の危険ポイント。
この先何回も雪を越えていくのですが、ほとんどは問題なし。
でも、ここは、傾斜もあるし、雪に乗り上げるのも、うまく歩くのも慎重さが必要。
この雪渓の横断はひやひやものです。
ここが、そのポイント。腰ほどの高さがあり、このまま乗り上げるのは不可能。
向かって左手、斜面の上側に少し登ってから雪渓に乗るポイントがあります。
早速雪に乗ると、2mくらいの塊ごと、斜面方向に崩壊して、びっくり。
特にケガもなく無事でしたが、つぼ足でここを渡るのはおっかなびっくりで、
初めて、滑り止めが欲しいな、と思いました。
そのため、ここは帰りには通らないことに決定。
その後も何度か雪を越えながら、ようやく周りが開けてくると、目指す牛首は
真正面方向。雪の周辺では雪解け水があり、冷え冷えの水浴びができて、
クールダウンできて助かる。
途中で追い越して行ったソロ男性が少し先を歩いているのが見えます。
ここから牛首までは雪渓歩き。ここらはつぼ足でも問題なし。
雪面に突き立てられたピンクテープ付きポールとロープが目印で助かります。
牛首に到着し、今きたルートを振り返ります。
ここで軽く食事で、少し休憩します。二人組の登山者が通過していきました。
牛首から山頂方向を眺めます。
鍛冶月光の入り口までは雪がありますが、その先は夏道。
そこまでは大して斜度もないので、順調に進めます。
雪渓が終わると、鍛冶月光の急登。
そしてここから花の観察と撮影で、なかなか進めず、きついはずの登りが、
あまり感じることなく通過できた感じがする。
やっぱり、ちょっと遅かったようだ。
残念ながら、満開のピークは過ぎてしまったな。
イワウメも。
エゾノツガザクラもわずかに。でも、見れてよかった。
チングルマも咲き残りの感じだな。
ハクサンイチゲ、まだ頑張っている株も。
コメバツガザクラも少しだけ。それにしても小っちゃいなぁ。
山頂直前のところに咲くイワウメ。
ここも遅かったかぁ。と思っていたんですが、帰宅してから写真を見ると
逆に、まだ早かったようだ。蕾のほうが多いから、これから咲くようですね。
いつも満開の状態を見たことがないんだよなぁ。
時間が早かったせいで、人もほとんどいなくて、鍛冶月光では撮影し放題。
何枚も取りまくっていて、ようやく山頂に到着。
リフト組もまだ到着していないからでしょう、こんなにすいている山頂は
記憶にないなぁ。
今年は、ハクサンイチゲのピークに間に合わなかったかぁ。ちょっと残念。
月山も今年はコバイケイソウが多いのかな?
そしてクロユリ。いつもの場所にたくさん咲いてますね。
小さいから草むらに隠れていることが多くて、よーく見てみると見つかります。
満開のハクサンイチゲは見れませんでしたが、まだまだ、頑張ってますね。
何回も来ているのに、今頃気が付くこともたくさんです。
ようやく見つけたこの葉っぱ。
ツガザクラ3種のうち、月山ではまだ見たことがなかった、ツガザクラ。
ここに咲いてたのか。そして、大きな株で、花をいっぱいにつけた状態で
見ることができてよかった。
ミヤマキンバイはどこでも見かけましたが、ミヤマキンポウゲも咲くのね。
ヨツバシオガマのピンクは目立ちます。あちこちで咲きだしていますね。
さて、山頂に来たら神社裏の三角点に行ってもよかったんですが、
今日はパスして、お気に入りの胎内岩方面へ向かいます。
梅雨の晴れ間に、月山(その2)--2021年6月27日-- ― 2021-06-30 20時15分
さて、胎内岩目指して下ります。
ちょうど向こうの雪が見える真ん中の岩のあたり。
このコースも楽しみ。
こっちも、イワウメは終盤かな。残念。
アオノツガザクラとミネズオウ。
こっちはまだ少し早かったみたい。アオノツガザクラはこれから。
アオノツガザクラはあちこちにたくさん咲いてますが、どれもこれからですね。
月山のミネズオウはとっても小さい気がする。厳しい環境のせいかな。
今日は1日で3つのツガザクラを見ることができてよかった。
登山道はまあまあ明瞭。
途中途中は雪解け水で川になってます。
でも水深はたいしたことはありません。
ようやく胎内岩へ。
やっぱり誰もいません。そして、誰も来ません。
そばの広場で休憩しましょう。
カップラーメンと余ったお湯で、コーヒーを飲んだら、コーラは飲める余裕が
なくなってしまった。姥ヶ岳で頂くことにしましょう。
ほんとは朝日連峰を前に休憩の予定でしたが、ガスが出てきちゃいました。
まあ、でもこれだけ晴れてくれれば上出来です。
ここから先は雪が続いてますね。ずっと行けば、清川行人小屋に行けるはず。
そして、本道寺まで続いているんですね。いつか行ってみたいなぁ。
段々ガスが周りを覆いつくして、このまま真っ白になるのかと思ったけど、
今日は、次々と風に流されて、少し待つとすぐに見通しは回復する。
なんだか遠くで、ゴロッと聞こえたような気がしたが、その後は平穏なまま。
もっとゆっくりしてもいいかもしれないが、午後からの天気は油断ならないので、
戻りましょう。
ハクサンイチゲの蕾は最初は黒っぽいんですね。
真っ白い花なのに、こうなっているんですね。
こっち方面は、まだ雪が溶けたばかりで、これから花が咲くのが楽しみです。
どうりで、いつもはもっとたくさんのチングルマや、ヒナザクラが咲いているはずが、
少なかったもんなぁ。
再び山頂に登り返すと、登山者がだいぶ増えてきました。
では、姥ヶ岳に向かうとしますか。
鍛冶月光の坂を下り、雪渓を越えて、牛首から金姥へのコースを進むと、
これから歩くコースがくっきり。やっぱりこのコース好きですねぇ。
姥ヶ岳の後ろには、3月に登った湯殿山。すっかり雪が少なくなりました。
雪の湯殿山は最高だったな。
やっぱり写真撮りすぎで、進みません。
ハクサンチドリやヨツバシオガマ、その他いろいろ咲いてます。
雪解けが早かったほうは、ヒナザクラもしっかり咲いてました。
金姥が近づいてきました。
この時間、リフト組は、山頂方向へ行ってしまって、ほとんど出会う登山者は
いません。ほぼ貸し切りの登山道。最高ですね。
最近は撮影してなかったけど、カラマツソウもたくさん咲いてます。
金姥からの斜面では、ミヤマウスユキソウがあちこちでたくさん咲いてます。
今日は、どこでも見かけるくらい、とにかくたくさん咲いてました。
そして、姥ヶ岳到着。
ソロ男性がお昼寝中でした。
山頂方面を振り返ると、やっぱり今日はガスが出ても次々と流されて、
待っていると、こういう景色が見られます。
山頂神社と、山頂小屋もどうにか見えてますね。
姥ヶ岳の山頂広場でもミヤマウスユキソウがたくさんでした。
ニッコウキスゲは1輪だけ開いてましたが、これからですね。
山頂手前の木道周辺はチングルマとイワカガミがたくさんのお花畑。
やっぱりいいです。
最後はこの先の雪を降りるんですが、やっぱりスキーヤーがいっぱい。
せっかくなので、レジャーシートで尻滑り。でしたが、さすがに斜面が急で
すごい勢いで、これじゃ滑落だよ。あんまり調子に乗ると止まれなさそうなので、
止まりながらを繰り返し。しかも、雪が入ってきて、お尻が濡れて・・・
カッパズボンをはいてからにすべきだった。失敗。
帰りはリフトを使ってお気楽下山。朝のコースを戻るのは危険と判断。
安全第一です。
梅雨空で、天気が読みづらい中、雨にも降られず、ガスにも包まれず、
時折日差しも出るし、風もほどほどで暑すぎることもなく、花もたくさん見られたし、
満足の一日となりました。何回も来てるけど、また行きたくなりますね。
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