新緑の神室山へ、有屋口より--2023年5月13日--2023-05-14 09時58分



 8:14         神室ダム駐車地点到着
 8:35         出発
10:05         二股
12:11         有屋口分岐
12:46         山頂
12:51-13:27  避難小屋
14:09         有屋口分岐
15:39         二股
17:02         到着



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20230513_神室山_ログ


 GW中は、実家に帰省し、冬囲いの片づけやらなにやら忙しく、あっという間に
連休終了。天気が良かっただけに、どこかに行きたかったけど、結局山菜取りに
少し出かけただけで、消化不良。

 今週末は日曜雨予報で、出かけるなら土曜しかないということでしたが、
寝不足気味でお疲れ状態のため、出発はすっかり遅くなってしまった。

 もっと時間があれば、秋田県側の役内口まで行って、パノラマコースから
登るつもりでしたが、その余裕もなく、手前の金山町の神室ダムそばから
登る、有屋口コースに向かう。

 移動中、新庄からは、鳥海山がくっきりと見えて、あっちもいいなぁと思いながらも
やはり時間が足りない。

 R13を金山町で、神室ダムに方面に進路を取れば後は一直線。
 進入禁止の標識があるので、ここに停車して出発。
 結構広いのでゆっくり止められました。
 なんと、ここまですべて舗装道路です。


20230513_神室山_001


 ここが登山口ですが、ここまで車で入れるのでした。
 ここまでも舗装道路です。しかし台数は4-5台程度かな。


20230513_神室山_002


 コース序盤は新緑の中、沢を眺めながらのハイキングコース。
 と言いたいところですが、ちょくちょく危険個所があり、気が抜けません。
 こんな橋を2回通過します。


20230513_神室山_003


 ニリンソウロードもありました。


20230513_神室山_004


 2つ目の橋が出てくると、二股です。この先から急登です。
 しかし、ここに来るまで、いろいろと危険地帯が多いです。


20230513_神室山_005


 急なのでゆっくりペースです。戻りを考えると、張り切りすぎないことが大事。
 ツバメオモトが咲いていました。


20230513_神室山_006


 カタクリや、ショウジョウバカマも。


20230513_神室山_007


 避難小屋が見えてきました。う~ん、まだまだ遠い。


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 標高によって、違う花が見られますね。
 イワナシがたくさん咲いてます。ここのは、色白ですね。


20230513_神室山_009


 ようやく稜線に出ました。
 ここまでに下山者、ソロ1名と二人組とスライド。

 朝、少し遅れて出発し、途中でルートロスしてウロウロしてたらあっという間に
追い越して行った、ご年配のおじさんが早くも戻ってこられて、このコースとしては
4名の方と出会っただけですね。


20230513_神室山_010


 ここからは気持ちよく稜線歩きです。
 残雪たっぷりに見えますが、ほぼ夏道が出ていて、雪の上を歩くのはわずかです。


20230513_神室山_011


 キクザキイチゲもたくさん咲いてました。
 この色と白の2色でしたね。


20230513_神室山_012


 稜線上もアップダウンが続き、簡単ではないですね。
 でももう少しで山頂です。


20230513_神室山_013


 やった。山頂です。
 途中、人影が見えたんですが、この時は誰もいなくて、独占です。


20230513_神室山_014


 小又山方面への縦走路。
 こっちもいつか行ってみたいですね。


20230513_神室山_015


 さて、まずは腹ペコなので昼食です。
 今回も避難小屋をお借りしました。


20230513_神室山_016


 カムテン君以外は誰もいませんね。
 とてもきれいな小屋で、いつか泊まってみたいですね。

 水場が、少し危険地帯らしく、アイゼンを持っていくように、注意書きの張り紙と
貸し出し用のアイゼンが吊り下げられてます。


20230513_神室山_017


 出発が遅かったので、時間も押してます。
 帰りも長丁場なので、あまりゆっくりもせず、戻ります。

 再び山頂に戻ると、意外にもソロ男性が休憩中。
 聞くと、役内口からパノラマコースで前神室山経由で登られているとのこと。
 この時間では誰もいないと思ったので意外でした。日帰りとのことなので、
やはり健脚の方なんでしょうね。

 稜線上のカタクリはすさまじく、あちこちこんな状態です。


20230513_神室山_018


 ついでに役内口のコースを偵察に少しだけ下ってみたのですが、時間が
厳しいので、途中で中止。まだカタクリくらいしか咲いていないので、他の花の
本番はまだ先でしょう。


20230513_神室山_019


 下りも急なので、ゆっくり進みます。
 あまりよく見れなかったので花を探しながら。
 すると、ツバメオモトはあちこちたくさんありました。みんな開花準備中ですね。
 あと数日で咲きそろいそうですかね。来週はたくさんの花が見れそうかな。


20230513_神室山_020


 役内口のコースに入ったときは、かなり風があり、涼しかったのに、
こちらのコースには風がほとんど吹き込まず、暑さも堪えました。
 二股まで来て、ここで水浴びして、生き返ります。

 そして虫が付きまとってきて、参りました。今回は虫対策は全くの無防備でした。
 歩いていても引き離せないし、休憩するとあっという間に取り囲まれて、ゆっくり
する間もなくて、参りました。


20230513_神室山_021


 この先は、さほど標高差はないのですが、危険地帯が多く帰りも要注意。
 中でもここが一番危険だったかな。

 向こうが山頂へと登って行く方面。トラロープで迂回路は確保されていますが、
見落としやすいので注意した方がいいです。ほかにも同じように、トラロープで
コースの補助をしてくれているところがいくつかあります。自分は結構見落として、
直進して、あれ?となることが多かったですね。


20230513_神室山_022


 登山道に入ってすぐにもこんな障害物がありました。
 他にも倒木類は多数ありますが、コースを見落とさないように注意して歩けば
問題ないです。


20230513_神室山_023


 出発が遅かったので、下山時間が心配でしたが、どうにかまだ明るい時間帯に
下山完了できてホッとしました。

 この後は、スキー場そばにあるホットハウスカムロ(\400-、シャンプー等完備)で
汗を流し、疲れを取りました。もうここでゆっくりしたいところですが、福島へと
帰ります。運転が疲れて大変でしたが、途中途中、休みを入れて無地帰宅。

 なかなかハードな行程だったせいか、翌日には、2日前よりも2kgも落ちてました。
 それでもビールを飲むと、元通りになるから不思議ですね。


間もなく本番か 不忘山から南屏風の花回廊へ--2023年5月21日--2023-05-21 22時54分



 6:39         出発
 9:36ー 9:48  不忘山 山頂
10:33-11:01  南屏風岳 
11:54ー12:24  不忘山山頂
14:00         登山口



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20230521_不忘山_log



 今日は安達太良山の山開き。福島市では第1回のシティハーフマラソンに、
最高気温は30度と、暑い一日になりそう。福島近辺は騒がしくなりそうなので、
花でも見ながら静かに歩きたいということで、南蔵王へ。

 花の時期には外せない、不忘山から南屏風の稜線、いつもなら6月初めくらいが
見ごろだが、今年はどうだろう。
 福島からは、国見の峠を越えて、道の駅七ヶ宿を経由して硯石登山口へ。
 なんと、駐車場到着は1番。あれ?

 来週、高校総体の登山がここで行われるため、今日はその下見で
多くの高校生たちが白石スキー場から登り、硯石側に下山するとのことで、
関係者の方1名がこの後到着し、出発していった。
 

 前回の神室山で、もう虫対策必須と、あれほど思っていたのに、今日もすっかり
忘れていた。失敗した・・・と思って歩いているが、どういうわけか今日はあまり虫が
活動していないようで、助かった。

 もうすっかり雪はなく、新緑の中気持ちよく歩きたいところだったが、やや涼しめ
ではあるが、なんかじめっとした空気感で、なんとも・・・

 急斜面が続き、風もそれほど通らず、徐々に暑さにやられてしまう。


20230521_不忘山_001


 すっかり低速モードとなっているので、周りの花を見ながら登り続ける。

 シロヤシオがたくさん咲いていたようで、登山道上に花弁がたくさん落ちている。
 標高を上げてくると、まだ咲き残っているものもあり、もう少し見られそうだ。


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 チゴユリ



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 マイヅルソウ


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 アカヤシオも咲き始め。蕾が多く、これからたくさん咲くでしょう。


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 晴れ予報なのだが、朝から雲が多く、すっきりしない感じで、上に来ると
雲海となっている。


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 ようやく、山頂が見えた。
 あと500mのこの区間が、なかなか大変。


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 やはり少しまだ早かったようで、花は咲いているが、全盛期というほどでは
ないようだ。

 山頂では軽く休憩。


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 屏風岳への眺めが素晴らしい。
 今年は残雪期に来れなかったなぁ。


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 さて、ここからが本日のメインコースです。


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 咲いてますね。
 まだ蕾のものもあり、これからまだまだ咲きそうです。


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 毎度毎度なのだが、うまく撮影するのが難しい。
 目で見る色合いと、写真の色は全然違っていて、がっかり。


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 ハクサンイチゲも咲いていましたが、蕾のものが多く、これからが本番でしょう。
 この辺り一帯がハクサンイチゲロードっぽくなるのは来週あたりでしょうかね。


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 案外人出は少なくて、思う存分写真撮影できてよかった。
 例年のピーク時なら、人が多くて、撮影していると、通行の邪魔になって
しまうのですが、今日はほとんどスライドする登山者もなくて快適でした。

 ところが、電池の残量が不足となり、手持ちの4個の電池を入れ替えしながら、
なんとかやりくり。肝心なところで、これには参った。日ごろの準備が大事ですね。

 撮影で時間を使いながらなので、ようやく、南屏風岳に到着。
 稜線は風が強くて涼しくて、助かりました。
 ここでお湯を沸かすつもりでしたが、強風なので、断念。
 おにぎりとパンで休憩としました。


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 ミネズオウもまだ少し早かったようです。
 以前来たときは、一面の開花状態だったのになぁ。


20230521_不忘山_016


 さて、再び不忘山へ戻ります。
 途中、上山市からのソロ男性と話し込んでだいぶ時間を使ってしまった。
 相手の方も同じく硯石から登って、南屏風へ向かう途中だったのに、足止め
させてしまって、申し訳なかった。でもいろいろと情報を教えていただいて参考に
なりました。気仙沼の徳仙丈山のつつじがすごいんだそうです。


 不忘山頂では、意外に風もそれほど強くなかったので、お湯を沸かして
カップラーメンで休憩。そして締めはしっかりコーラと、山頂満喫しました。

 今日はあまり見かけなかった、コメバツガザクラ。
 これもまだ早かったのか、もう終わりかけなのか、どっちだろう?
 山頂で多く見る、コケモモはまだまだでした。


20230521_不忘山_017


 他にも、いつも見るハクサンチドリやムシトリスミレ、山頂直下の崖に咲く
真っ青のミヤマオダマキなど、今日は見られなかったので、これからなんでしょうね。
 来週あたりが一番いいのかも。
 
 最後に下山中に、樹林帯でユキザサ。
 そろそろ終わりなのかな。先週の神室ではまだ蕾だった。
 咲いているのは久しぶりに見たかな。


20230521_不忘山_018


 花回廊の本番には少し早かったせいか、意外に人出も少なく、おかげでゆっくり
撮影、観察ができてよかったかな。ハクサンイチゲはこれからが最盛期でしょうが、
ユキワリコザクラは今が見ごろ、一番きれいに見れる時期かもしれないな。


安達太良山 沼尻コース--2023年5月27日--2023-05-28 00時40分


 9:08           出発
12:22-12:31    安達太良山頂
13:05-13:46    鉄山山頂(昼食)
15:27-15:56    温泉湯畑
16:33           駐車場到着



 不動沢からシモフリ新道経由で一切経山へでも行くか?と思い、ライブカメラで
駐車場の様子を見てみると、もう7-8割がた埋まっているっぽい。こりゃだめか。

 ではプランB。
 先週山開きの安達太良山。
 いつでも来れるんだけど、そういえば、今年はまだ山頂に立ってないか。
 1月は見通しが悪くて、途中までだったもんな。

 ということで、沼尻スキー場側の登山口へ。ところがこちらも盛況で、すでに
車でいっぱい。ぎりぎり、入り口付近に駐車できて一安心。全部で32-33台くらい
いたかな。

 では出発。


20230527_安達太良_001


 最初はこんな感じ。


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 吾妻方面を見るとガスが多いなぁ。


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 白糸の滝。


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 いつもはアカモノ街道ですが、まだ早いんですね。


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 イワナシの咲いた後のようだ。イワナシも咲くんだなぁ。


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 イワカガミも咲き始め。


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 さて、このコースの最初の頑張りどころ。
 あそこまで登りますよ。


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 途中は花を探しながら。
 ツバメオモトがたくさん。なかなかゴージャスですね。でもほぼ終盤。


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 ツマトリソウもまだ少なくて、これからですね。


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 頑張ったご褒美はこの景色。


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 船明神へまっすぐは行けません。右側からトラバース。


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 今日の同伴者。効果があったのか?ほとんど虫には悩まされなかった。
 でも、そもそも虫をあまり見かけなかったんだよな・・・


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 ここはいつも通り残雪がありますね。でもあの上には乗らないほうがいいでしょう。


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 稜線上はどこでもいっぱい見られる、コメバツガザクラ。


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 そして、ミネズオウ。


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 数か所でしか見られないツガザクラ。やっぱり早かったか・・・・


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 相変わらず盛況の山頂。
 一応、今年初。


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 看板が新しくなってました。


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 休憩は静かなところがいいね。
 あそこを登れば、鉄山。


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 見飽きるぐらいに咲いているミネズオウ。


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 先客1名の鉄山の山頂。
 ここで昼食休憩。磐梯山も雲が取れてすっきり見えるようになりました。


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 休憩したら、帰りましょう。あの白っぽく見えるところが、温泉の湯畑です。


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 胎内岩はあの赤布の下。土が見えるところに出てきます。そこから激下りです。


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 激下りが一段落すると、今度はザレザレ。気が抜けません。


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 ようやく、源泉地帯へ到着。さあ、足湯タイムです。
 いや~気持ちいい。青空の下、足湯と腕も少しつけて、疲れが取れる。
 温度もちょうどよい。
 20分くらいはいたかな。


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 最後は、ここを登って、登山道に復帰。
 ここを登って帰らないと、最後に行き詰まります。
 足湯で疲労も回復か、意外にいい感じで登れるぞ。


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 これが、温泉宿へと流れていくんですね。すごい湯量です。


20230527_安達太良_028


 以前は、登山道に戻らずに、まっすぐこれたんですが、今はこのフェンスが設置
されていて、向こうからきても通れませんね。 


20230527_安達太良_029


 最後は中ノ沢で温泉日帰りでも、と車を走らせていると、沼尻の温泉街あたりを
リュックを背負って、歩く女性が1名。明らかに登山者だが・・・どこに行くのか尋ねると、中ノ沢温泉まで、とのことなので、ピックアップ。聞くと仙台からで、電車・バスを使って、奥岳から登り、沼尻に降りたのだとか。駐車場から中ノ沢まで歩いていく
つもりだったとは、いやいや驚きました。すごい人はいっぱいいるんですねぇ。

 さて、温泉はといえば、日帰り入浴の時間切れでアウト。その後、土湯温泉も
寄ってみたが、こっちも時間切れで、結局断念。もっと早く下山しないとダメなんですね。

 来週は天気が微妙そうなんだよなぁ。そろそろ良さそうな所がいろいろと
あるんですけどねぇ・・・・・・