一切経山と鎌沼周回、そして慶応山荘訪問--2022年7月2日--2022-07-03 08時53分


第一部
 6:38         浄土平駐車場
 7:13         酸ヶ平避難小屋分岐
 7:57- 8:41  一切経山
10:37         浄土平駐車場

第二部
11:26         不動沢駐車場
11:57         賽の河原
12:54-14:30  慶応山荘
15:13-15:16  賽の河原
15:48         不動沢駐車場




 本日福島市の予想最高気温は37℃。
 各地で猛暑に倣って、福島もかよ。
 どこも暑いので、近場で涼みましょう。

 本日は2部構成で、まずはいつもの浄土平へ。
 浄土平駐車場についてみると、まだ6時過ぎにもかかわらず、盛況です。
 皆さん同じ考えですね。


 まずは一切経山へ。気温はだいぶ涼しいとはいえ、太陽ギラギラで歩いていると
暑い、暑い、あつい・・・

 酸ヶ平避難小屋を過ぎ、一切経山への登りの途中から振り返って。
 東吾妻と鎌沼の眺めがいいです。


20220702_一切経山001


 風が吹き込むと涼しくて快適。
 さえぎるもののないこのコース、灼熱の天気の下では堪えますが、
今のところまだ大丈夫。


20220702_一切経山002


 アップで磐梯山。
 向こうも快晴です。


20220702_一切経山003


 久しぶりに一切経山山頂。
 車の台数と、登山者からして、混み合っているのかと思ったら、
ちょうどタイミングよく、すいていた。


20220702_一切経山004


 ここまで来たら目的はこれですよ。
 家形山方面に少し下って、大きな岩の上でゆっくり朝食です。

 いい風が吹きわたって、快適、しばらく寝転んでいたい天気です。
 と思ったら、岩の裏で寝転んでる人がいましたね。


20220702_一切経山005


 少し左、西側に目を向ければ、先週行った、金名水は、一番左の雪が見えている
あたりかな?
 どうやら道もしっかりしているようだから、今度は正面の家形山を経由して、
あっちへ行ってみようかな。


20220702_一切経山006


 のんびりしたら、次は鎌沼へ。
 この頃は、一切経山を目指す登山者が次々と登って来ます。

 岩、石ゴロゴロだらけのこのコース、大して花もないだろうと今までは思っていた。
 だが、よく見るとコケモモがあちこちで咲いている。
 厳しい条件だけあって、どれもとても小さい。ほんと、植物の生命力はすごい。


20220702_一切経山007


 岩場を慎重に下って、鎌沼へ。
 風がないと、あついなぁ。


20220702_一切経山008


 木道沿いに、花々が咲いているが、少し遅かったか。


20220702_一切経山009


 チングルマも、この状態になったものが多かった。


20220702_一切経山010


 これもいたる所にたくさん咲くイワカガミ。
 でも、すっかり少なめになってしまったようで。


20220702_一切経山011


 涼しい場所には、まだ群生もあって、よかった。



20220702_一切経山012


 ゴゼンタチバナもあちこち咲いてます。


20220702_一切経山013


 浄土平に戻り、時間もあるので、周辺を散策しながら車に戻る。
 ワタスゲは今年は少ないのか、もう盛期を過ぎたのか、いつもの場所に
あまり見なかった。駐車場わきが、一番多かったような気がする。


20220702_一切経山014


 今年は、浄土平の駐車料金\500-が7/31まで無料。
 この恩恵もあるので、レストハウスで、そばをいただきました。
 次の2部に備えて、昼食代わりという目的もあります。
 それにしても、浄土平はすごい人気、駐車場も昼前にして、ほぼ満車に近そう。


 さて、おなかもいっぱいになったら、不動沢の駐車場へ移動。
 人気とはいえ、記憶にないほど車でいっぱいだ。
 トイレ側の駐車場に車を止めて、出発。

 ここから第二部。

 目的は慶応山荘にいる知人T君の訪問。
 昨秋、偶然に山荘に立ち寄ったことから事情を知り、ここに来る目的ができた。

 賽の河原まで、なかなか厄介な道が続きます。
 樹林帯の中とはいえ、やっぱり暑いよ。

 後ろから来たソロ男性が、すごい勢いで追い越して行く。
 なんでそんなに早く行けるのか・・・こっちはゆっくりと進みます。

 途中草刈り作業の方がいて、整備をされていました。ありがとうございます。


20220702_一切経山015


 賽の河原から先は少し平坦な道が続きます。
 道中、向こうから大きな荷物を背負った、学生らしき団体が次々とやってくる。
 なんだろうと聞いてみると、山荘からごみを運び出しているのだそう。

 さらに進むと、目的のT君が荷物をもってやって来るではないか。
 今日は、そういうイベントだということらしい。さらに、今週の大雨で、水が出なく
なっており、山荘もクローズ中とのこと。

 ひとまず、山荘まで行って、ゆっくりしてから帰ることを伝えて分かれる。


 ゴゼンタチバナやギンリョウソウがあちこち見られます。


20220702_一切経山016


 山荘への分岐の看板にも、CLOSED の表示。


20220702_一切経山017


 山荘の前で、サイダーと、果物で少し休憩。
 お土産を小屋の入り口において、ベンチで休憩します。

 水が出ないと言っていたが、小屋の前の水場は問題なく出ていた。
 その後、家形から烏帽子まで行って帰ってきたというソロ男性がやってきて、
あれこれ会話。すっかり、ベンチに根が生えてしまって、時間は過ぎる。

 そうこうしていたら、T君も帰ってきた。


20220702_一切経山018


 今晩は誰もいないから泊って行かないかのお誘いも、何も準備してなくて、
今回はパス。何より着替えがないのは・・・すっかり汗だくで、匂ってるよね・・・

 山荘の一角にロープで保護された区間がある。
 もしかして?と思って聞いてみると、やっぱり、ヒメだ。
 蕾が色づく前はこんな色なのか。
 これでまた、来たい目的が増えるなぁ。


20220702_一切経山019


 なだかんだと1時間30分ほど休憩したら、戻ります。
 今度は泊りで来ようかね。

 帰り道でも花を見ながら。 
 アカモノ。場所により、まだまだ咲いてますね。


20220702_一切経山020


 期待していた、シャクナゲ。全然咲いてない。
 まだ早いんだな。でもこれ、普通のらしい。
 ヤエハクサンシャクナゲは天然記念物らしいが、どんなものなのか見てみたいなぁ。


20220702_一切経山021


 賽の河原からの下り、足場の悪いコースを振り返る。
 急ではないが、歩きにくさに苦労します。


20220702_一切経山022


 とはいえ、下りはやっぱり早い。
 不動沢の登山口には、ゴミ出しで運んだゴミ袋が積みあがってました。
 この後2回目の運び出しがあったはず。
 すべて人力でやらないといけないので、大変ですよね。


20220702_一切経山023


 登山中は何度も、あついあついと思ったものだが、市内に戻ると、そこはもう・・・
 福島市の本日の最高気温は37.8℃。
 自宅で振り返ると、今日はいいところで涼んでたんだなぁ・・・
 来週は猛暑もひと段落するようですが、なるべく涼しい所に行きたいねぇ


大朝日岳 終始絶景に大感激--2022年7月10日--2022-07-11 23時58分


 4:37         古寺鉱泉
 5:51- 5:59  一服清水
 6:41         三沢清水
 7:06- 7:19  古寺山
 7:56- 8:13  小朝日岳
 9:11- 9:19  銀玉水
 9:49        大朝日避難小屋
10:03-10:11  大朝日岳山頂
10:27-11:09  大朝日避難小屋
11:32-11:43  銀玉水
13:10-13:25  古寺山
13:41-13:44  三沢清水
14:13-14:22  一服清水
15:22         古寺鉱泉



 やっぱり、朝日でヒメサユリを見たい。
 暑くてきついだろうなと思ったのだが、今行かないともう間に合わないだろう。
 ということで、古寺鉱泉から大朝日岳へ。

 暑くなる前に、なるべく標高を上げておこうということで、かつてないほどの
早い時間に出発。

 まずは第一の難関、古寺山を目指す。
 長丁場のこの山は、最初の古寺までをいかに余力をもって登れるかがカギ、と
自分では考えている。

 そこで、最初に持つ水は最小限として、途中の水場で補給する作戦とした。
 初めて来たときは、最初からの急登にダメージが大きかったが、慣れなのか
それほど急な感じはしない。疲れないようにゆっくり歩いているせいかな。

 はじめは樹林帯で高度をグングンとあげていくので、直射日光は避けられて
助かるのだが、風もそれほど吹かず、暑さが体にこたえる。


 まずは第一の水場、一服清水へ。
 冷たい水が気持ちいい。少し勢いが弱いため、水筒を満たすのに時間がかかった。
 そのため、ペットボトル1本と水筒1本分の水で次に向かう。

 
20220710_大朝日岳_001


 途中から稜線が見えだした。
 古寺まではまだあるねぇ。でも青空が出て最高だ。


20220710_大朝日岳_002


 二番目の水場、三沢清水は、この時はまだ水は出ていなかった。
 ここで給水を計画していたのだが、当てが外れた。
 次の銀玉までさっきの2本で間に合うだろうか?少し不安がよぎる。

 山頂が近くなると、きつい登りが続き、あと一歩のあたりで、本日のお目当て、
ヒメサユリが登場。よかった、まだきれいに咲いていてくれた。


20220710_大朝日岳_003


 古寺山に到着し、次に向かう小朝日岳を眺める。
 思ったほど疲れもせず、第一関門クリア。今日は調子がよさそうか?


20220710_大朝日岳_004


 この先は、稜線歩きが続き、きついところもあるけど、景色に力をもらって
歩けます。
 シャクナゲも咲いている。


20220710_大朝日岳_005


 紅サラサドウダンも間に合いました。
 登山道に花弁がたくさん散った場所もありました。


20220710_大朝日岳_006


 振り返ると、月山と、その左にややガスがありますが、鳥海山も見えている。
 いやぁ、素晴らしい。


20220710_大朝日岳_007


 そして、第二の難関、小朝日岳。
 復路で登るよりは、往路で登っておいたほうが楽。
 なかなかの急登ですが、むしろ向こう側への激下りが一苦労。


20220710_大朝日岳_008


 小朝日岳からの眺め。これが素晴らしい。
 正面には左から、大朝日岳と中岳から寒江山方面まで快晴。
 そして、大朝日はまだまだ遠いね。



20220710_大朝日岳_009


 さらに右側に目をやると、以東岳までクッキリ快晴で、最高。


20220710_大朝日岳_010


 肉眼では、吾妻、磐梯山もしっかり見えていたが、写真にすると磐梯山は
ちょっと怪しいか・・・


20220710_大朝日岳_011


 ここでもおやつで休憩。今日はこの団子をつまんでエネルギー補給。

 休憩していると、昨日避難小屋に泊まって下山中のソロ男性がやってきて、
しばしお話。聞くと、岐阜からとのことで、百名山に挑戦中。北から南下中で、
ここに来る前は鳥海山だったと。

 アルプスの話を興味深く聞かせていただいたり、東北の山の話をしたり、
すっかり話し込んでしまいました。でも、これでまた、力がわきました。


20220710_大朝日岳_012


 小朝日岳の下りでもヒメです。
 すっかり終了のものも多かったんですが、こんなに見れれば十分です。


20220710_大朝日岳_013


 熊越のあたりを過ぎるとだいぶ快適な道が続き、大朝日を見ながらの歩きで、
幸せです。この辺りずっと、ヒメサユリロードですが、ほとんど終了しかかって、
写真を撮るにはちょっと残念な感じ。所々で咲き残っている花を見つけながら
撮影。


20220710_大朝日岳_014


 そして銀玉水へ到着。ここの水が最高にうまい。冷たい。
 2本の水でどうにかここまで間に合った。
 ここで3本分水を汲んで山頂へ。


20220710_大朝日岳_015


 銀玉水の上の登りが第三の難関。
 石の階段までは大丈夫だが、その先の急登が最後の試練。
 ここも無理せずゆっくりと進みます。
 歩きにくい石ゴロの斜面を登り終えれば、


20220710_大朝日岳_016


 いよいよ避難小屋までのビクトリーロード。
 ここまでくればあと少し。


20220710_大朝日岳_017


 小屋前はハクサンフウロが咲いていました。


20220710_大朝日岳_018


 小屋前にザックをデポして、山頂へ向かいましょう。
 中岳からずっと以東岳へとつながる縦走路がここから始まります。
 いい眺めです。何度来ても素晴らしい。


20220710_大朝日岳_019


 およそ3年ぶりの山頂に到着です。
 こんなに快晴の山頂に来れて幸せです。


20220710_大朝日岳_020


 祝瓶山へと続く縦走路。後ろの飯豊連峰の存在感がすごい。
 いずれ、祝瓶山にも行ってみたいな。


20220710_大朝日岳_021


 本日歩いてきた稜線。
 真ん中の大きな山が小朝日岳。ずっと奥には月山。
 どの方角を見てもくっきりと見渡せて、今日は最高です。


20220710_大朝日岳_022


 景色も素晴らしいですが、花もたくさん。
 オノエラン。
 ゆっくり探せば、もっと咲いているんだろうけど、余裕がない・・・


20220710_大朝日岳_023


 コケモモもある。


20220710_大朝日岳_024


 ヨツバシオガマ。
 ミヤマウスユキソウもいっぱいあったけど、これも終盤でした。


20220710_大朝日岳_025


 小屋前のベンチで、お湯を沸かして、カップラーメンとおにぎりで少し早い昼食。
 その間も次々と登山者が行き交います。
 今日は皆さん暑さに参っているけど、この景色には感激でしたね。

 日暮沢から周回している登山者も結構いました。
 歩いてみたいコースですが、20kmを越える距離はちょっと厳しいなぁ。
 
 帰りも長丁場なので、小屋前の景色を写真に収めて、下山します。


20220710_大朝日岳_026



20220710_大朝日岳_027


 まずは、銀玉水まで降りてきました。
 ここでサイダーを冷やして、乾杯。冷え冷えで、うまい。


20220710_大朝日岳_028


 障子ヶ岳のトンガリが目立ちます。先月は向こうからこっちを見てたな。


20220710_大朝日岳_029


 帰り道、何度も振り返ります。
 本当に今日は最高だ!


20220710_大朝日岳_030


 帰りもここは難関の小朝日岳。
 こっちから見る小朝日は存在感がすごい。


20220710_大朝日岳_031


 今朝登っているので、帰りはこの上の標柱から左の巻道へ。
 このまままっすぐは、小朝日への登りで、これはかなりきついよ。


20220710_大朝日岳_032


 巻道は途中、倒木や崖崩れがあり、案外大変でした。
 気温も上がり、暑さにやられて、ようやく古寺が近づきました。


20220710_大朝日岳_033


 登山道すぐそばに見られたニッコウキスゲ。
 斜面にはそこそこ咲いていた。


20220710_大朝日岳_034


 古寺に到着し、大朝日を眺めて休憩。
 これで稜線ともお別れです。


20220710_大朝日岳_035


 今朝は出ていなかった三沢清水ですが、ちょうどこのタイミングで水が開通した
ばかりで、何といいタイミング。登山道整備の皆さんの仕事に感謝です。

 この先も暑さとの戦い。この時間は吹き込む風も生ぬるい感じで、水を飲み
ながら、辛抱が続きます。

 ようやく、一服清水に着いたら、ここで最後の給水をして、最後の下り。
 汗だくになりながら、ようやく無事に下山。

 最後は、いつもの大井沢の湯ったり館(\300-)で、汗を流して、さっぱり。
 その後は、道の駅のにしかわと寒河江に寄りながら帰宅。
 
 夏の大朝日。何とか登ることができた。
 しかもこんなに快晴のタイミングで行けたのは幸せ。
 やっぱり、朝日、好きだなぁ。


刈田から北蔵王縦走路へ 修行の一日--2022年7月24日--2022-07-25 23時13分


 6:07         刈田駐車場出発
 7:10         熊野岳避難小屋
 8:23- 8:38  名号峰
10:00-10:11  折り返し地点
12:01-12:44  名号峰
14:22         熊野岳避難小屋
15:04         刈田駐車場着



 以前から考えていたプランを実行してみようと思い、今週は蔵王へ。
 山形周りと宮城周りとどっちからでもアクセスできるが、今日は宮城側から
エコーラインを経由して、刈田の大駐車場へ。
 、
 まだ時間も早いのだが、そこそこ車は来ている。
 トイレも新しくなってきれいになっていた。

 簡単に支度を済ませて、リフト脇を軽く登れば、馬の背へ。
 この頃はまだすっきりと晴れていた。

 気温も低めで、時々吹き込む風が気持ちいい。
 まずは、向こうの熊野岳方面へ進みます。


20220724_蔵王_001


 定番ですが、お釜。第一の目的はすぐにクリア。


20220724_蔵王_002


 続いて、さらに先へ。お釜寄りの右側をずっと目指します。


20220724_蔵王_003


 もう終盤ですが、何とか間に合った。
 これで第二の目的も達成。


20220724_蔵王_004


 ここで、埼玉からのソロ男性としばし話し込む。
 登山道からも近く、広範囲に咲いているので、感激してました。
 確かに、広く一面に咲いているし、何しろ手軽に見に来れるのがいい。


20220724_蔵王_005


 そして、本日の第三の目的地はあのガスの向こう。
 行けたら、南雁戸山までも狙ってますが、どうでしょう。


20220724_蔵王_006


 大きな岩がゴロゴロとして少し歩きにくい登山道を下り続けて、途中からは
樹林帯の中を進む。

 峩々温泉からのコースと合流すると、間もなくで、初めての名号峰。
 こんなもんなんですね。まあ、何とも・・・

 さて、少し休憩して、本日のメインイベント。北蔵王縦走路を八方平へ。
 あわよくば、南雁戸山も行っちゃおう!


20220724_蔵王_007


 雁戸山方向はガスの中かぁ。
 晴れていたら、あの真ん中あたりに八方平避難小屋が見えるはずなんだけどな。

 よく考えると、この先すっかり樹林帯の中を進むしかないと、わかったはずだな。


20220724_蔵王_008
 

 名号峰までは、あまり問題にならなかったが、ここから先は、藪化がすごくて、
今までとは別の道。

 昨日までの雨のせいでしょう、草は露で濡れていて、腿から下は靴までぐっしょり。
行けども行けども同じような光景に、段々戦意喪失。

 写真も撮る気力がなかった、いや、そんな余裕もなくて、ほとんど写真なしだ。


20220724_蔵王_009

 
 コースタイム1時間30分なので、そろそろ避難小屋に着きそうですが、この景色で、
さっぱりわからない。あと20分もあれば着くような気がするが、もう10時、帰りも
この道を戻るのか・・・GPSデータではすでに8kmオーバーで、
こんなのピストンは、もう勘弁してほしい・・・ということであっさり断念決定。
 
 避難小屋についても、この天気じゃ、南雁戸に登ってもイマイチだし、もう今日は
十分。すでにすっかりお疲れなので、少しだけ休んで名号峰へ引き返す。

 ここが折り返し地点。


20220724_蔵王_010


 帰りも同じ道なので、相変わらず・・・

 こんなところにも三角点。地図を見ると、1236.6mのものらしいな。
 だいぶコケに浸食され始めている。


20220724_蔵王_011


 ここも歩きにくかったな。
 おまけに薄暗いし。夕暮れ時に一人では歩きたくないよなぁ、という感じ。


20220724_蔵王_012


 こんなところもちょくちょく出てきます。
 1時間30分もこんな道を歩いていたら、嫌になります・・・

 結局、往復でこんな道を3時間近く歩いていたことになるのかぁ。
 今日は修行の一日です。


20220724_蔵王_013


 まさかこんなところで誰かにあうとは思ってもみなかったが。戻りの途中で、
男性2名組とスライド。名号峰のほうから来たのは間違いないが、これから下山で、
雁戸山の方面?とか言っていたような気がした。縦走中の強者だったのかな?



 樹林帯の中を行くコースで、ほとんど景色は見えず、おまけに花もほとんど
終了と来ると、いいところが見つからないよね。
 それでも少しは咲いてる花もあるので、時々見ながら。

 初めて見つけた。タマガワホトトギス。緑の世界に黄色がいいアクセント。


20220724_蔵王_014


 タカネアオヤギソウ。


20220724_蔵王_015


 サンカヨウの実はたくさん見ました。花の時期はすごそうだね。
 おいしそうです。食べたらどうなんでしょう?食べれるのかな?


20220724_蔵王_016



 途中で休みたいんですが、あんなところばかりで、ゆっくり腰を下ろす気にも
なれずで、ヘロヘロになりながら、名号峰へ到着。いや~疲れた、

 ちょうど年配のご夫婦が休憩中でした。挨拶をして、自分も昼食休憩で腰を
下ろします。もうすっかりガスが広がって、熊野方面も見えません。
 朝のガスが流れて晴れるとよんでいたのは、読みが外れて、全然ダメ。 


 さて、ゆっくりしたら刈田へ戻ります。
 前半は少し藪っぽい樹林帯。でも、さっきまでとは全然違うね。



 こんなところにも、火山の注意の看板が。
 よく運んだものですね。
 でもここまで来て、これ見る人はどんだけいるのかなぁ?


20220724_蔵王_017



 藪を抜ければ、岩ゴロゴロ地帯。
 近くに見えて、案外時間がかかります。
 今日はすでに体力が削られていて、きついよ。


20220724_蔵王_018


 やっぱり今日はこれ。
 このために来たと思えば、多少は救われるな。


20220724_蔵王_019


 下から見ていた通り、避難小屋まで戻ってきても、その先はこの通り。
 もう今日は、熊野も刈田も、いいいい、ヤメ、ヤメ。
 とっとと帰ろう!


20220724_蔵王_020


 ここから先はずっと下り。
 ガスは出てるけど、風もあって、意外に涼しくて快適。
 そういえば、名号峰より先は、藪もそうですが、風もなくて、ムシムシの状態で
きつかった。


 駐車場に到着し、靴を脱ぐと中までぐっしょりで、足はすっかりふやけてるよ。

 今日は久しぶりに、遠刈田温泉の神の湯(\400-、石鹸シャンプーなし)へ。
 ぬる湯とあつ湯があるけど、ぬる湯も十分熱いです。

 今日は修行の日だし、頑張ってあつ湯にも挑戦だ。
 温度計を見ると44~46℃くらいです。どうにか浸かっていると、足にビリビリと
温泉が効いてる?いや熱くてビリビリしてるだけ?

 気分的には、温泉が効いてるな。これで帰りもリフレッシュして快適に運転できた。
 途中、七ヶ宿の道の駅によって、帰宅。

 今日の教訓。
 北蔵王縦走コースはエキスパート向けですね。