障子ヶ岳周回、景色と花を満喫--2022年6月4日--2022-06-05 17時56分


 6:00         南俣沢出合着
 6:21         出発
 6:41         登山口
 9:38- 9:45  紫ナデ
10:52-11:38  障子ヶ岳
12:47         粟畑
13:05-13:22  天狗角力取山
13:47         粟畑
16:38         登山口
16:46         南俣沢出合着


 今年も南蔵王の花シーズンスタート。本当は不忘山に行くつもりだったが、
残雪の朝日連峰も捨てがたい。どうにか行けそうな状況のようなので、期待して
障子ヶ岳へ。

 自宅を3:30頃に出発。途中工事により寒河江ICで高速を降り、その後はR112で
大井沢へ。予定通り6:00には南俣沢出合の橋の少し先に到着。先行者は1台。

 登山口までは少しばかり林道を歩くが、周回してくるには、この辺りに駐車する
のが楽。

 さて、少し流れが速いが、慎重に渡って、急登の開始。


20220604_障子ヶ岳001


 先は長いので、疲れないようにゆっくり行きます。
 イワカガミは盛期。林の中だからなのか、この辺のは白っぽいのが多かった。


20220604_障子ヶ岳002


 つつじもきれいに咲いている。


20220604_障子ヶ岳003


 急なうえに足場も悪い箇所も多くて、なかなか大変です。


20220604_障子ヶ岳004


 以前はなかったと思う看板。水場なんてあったんだ。今日は確認はしません。
 ここで、山形からという、ソロ男性に追いつかれる。
 この後も、要所要所でご一緒した。


20220604_障子ヶ岳005


 大クビトの手前から雪が出てきて、ルートが分かりにくい。
 少し行き過ぎて、地図やトレースを頼りに登山道に復帰。


20220604_障子ヶ岳006


 アカモノも咲きだした。


20220604_障子ヶ岳007


 今日はカタクリも多かったけど、ミツバオウレンもたくさん見かけた。


20220604_障子ヶ岳008


 紫ナデにて周りを見るが、ガスが取れない。
 出発から3時間ほど。そろそろ晴れてくれないかなぁ。


20220604_障子ヶ岳009


 天気がダメなら、と花を探しながら歩く。
 好きな花の一つ、ツバメオモトがちょうど見ごろ。しかもあちこちたくさん。
 こんなにたくさん咲いているタイミングで見るのは初めてかも。


20220604_障子ヶ岳010


 いよいよ障子ヶ岳が近づいてきた。
 何度も急登を登り、簡単には届かないところがなかなかにくい演出だね。
 この絶景、快晴の下で見たかったんだけど。


20220604_障子ヶ岳011


 いよいよ山頂をとらえた頃に、何と!天気が急回復。
 これこれ!今頃かよ、と思いつつも、天に感謝。
 まっすぐ先に標柱が見えてます。


20220604_障子ヶ岳012


 そう思いつつも、なかなか足も進みませんね。


20220604_障子ヶ岳013


 ようやく山頂到着。
 途中追い抜いて行かれたソロ男性とも再開。
 この天気に二人で大喜び。

 このソロ男性は、初めてのコースとのこと、この展望が見られてよかった。
 ちょっと雲がかかって、残念ですが、今朝の状況から比べると雲泥の差。


20220604_障子ヶ岳014


20220604_障子ヶ岳015


 すっかり景色に満足していると仙台からのソロ男性が到着。
 3人でこの景色に大喜び。

 早くは歩けないので、ゆっくりゆっくり登って来ましたが、このご褒美に感謝です。
 早くに出発してピストンした方や、猛スピードで追い抜いて行った方たちは、
早すぎたためにこの景色には出会えず、と不思議なものですね。

 本当は小屋まで行って、ゆっくりするつもりでしたが、この天気なので、お湯を
沸かしてカップラーメンで昼食とする。

 3名で、いろいろと話をしながらのんびり過ごします。

 さて、次は粟畑を目指します。
 近くに見えますが、まだまだ気が抜けません。


20220604_障子ヶ岳016


 少し下って、振り返ります。
 こちら側から見る障子ヶ岳はまた違う形を見せてくれます。
 この三角形がかっこいい。


20220604_障子ヶ岳017


 やっぱり足は進みません。
 ハクサンチドリもあちこちで咲き始めてますね。

 この後あたりでしょうか、油断したのか、足を踏み外して、岩場で転倒。
 崖側に転落も、草や木が多い場所だったため、大事には至らず。
 右脛と尻を少し痛めたものの、何とか無事だったが、かなりひやりとした。

 だいぶ疲れもたまってきているのと、花やら景色に気を取られてばかりで、
気が緩んでいた。この後は慎重に歩くことを肝に銘じて行動した。


20220604_障子ヶ岳018


 障子池の周辺はまだ雪の下。
 ここから見る障子ヶ岳も素晴らしい。


20220604_障子ヶ岳019


 それにしても、たくさんの花が見られて最高です。


20220604_障子ヶ岳020



20220604_障子ヶ岳021



20220604_障子ヶ岳022


 粟畑手前で天狗角力取山と天狗小屋が近く見えます。
 時間も押してきており、今回はパスしようかとも思いましたが、天狗角力取山まで
向かうことに決定。


20220604_障子ヶ岳023


 途中で、仙台のソロ男性と再会。やっぱりここまでは来たそうです。


20220604_障子ヶ岳024


 ここからの眺めは、朝日連峰を一望できて最高ですね。
 左の小朝日から右の以東岳まで全部見れるなんて、何とも素晴らしい。
 今日はどこかに雲がかかって、全部すっきりとはいきませんでしたが。

 この後、小屋泊するという福島からのソロ男性が到着。
 すっかり話し込んでしまい、また時間が・・・
 ここまで来て、日帰りなんてもったいない!とのこと、うん、うん、その通り。
 泊りじゃないけど、帰りたくないんだよねぇ。


20220604_障子ヶ岳025


 さて、気を取り直して、帰りますか。
 粟畑までの登り返しも意外につらい。


20220604_障子ヶ岳026


 粟畑でも仙台からの2名とバッタリ。
 天気の回復を読んで遅くに出発と、読みが的中でいいタイミングで山頂に到着と。
 またここでも話し込んでいたら、時間が・・・


 雨量観測所まで下って、今日歩いた稜線を振り返る。
 あそこを歩いてきたのかぁ。やっぱり朝日連峰は最高だなぁ。


20220604_障子ヶ岳027


 帰りのルートは意外にも雪が多くてルートファインディングが大変。
 トレースがとってもありがたかったです。


20220604_障子ヶ岳028


 この時間、天気も良くなったこともあり、ようやくカタクリ全開。


20220604_障子ヶ岳029


 やっぱり快晴の空の下のほうが、花も映えますね。


20220604_障子ヶ岳030


 障子ヶ岳までのルートでは、すでに終了していたイワウチワも、こちらではまだまだ
見られた。


20220604_障子ヶ岳031


20220604_障子ヶ岳032


 夏道が残雪で所々分断され、ルートがわかりにくくなっており、難易度が高い感じ。


20220604_障子ヶ岳033


 マンサクの花も咲いていた。


20220604_障子ヶ岳034


 残雪も結構な高さで雪壁となっていて、尻滑りで降りてこないといけない箇所が
3か所くらいあったかな。竜ヶ岳のトラバース区間は注意が必要ですね。


20220604_障子ヶ岳035


 足元ばかりに目が行って、頭上はおろそかになっていましたが、気が付けば、
サラサドウダンの花が咲き残っていました。


20220604_障子ヶ岳036


 この後もあちこちで花を見つけているんですが、時間も押してきて、残念ながら
急ぎ足で通過で、写真なし。

 予想外に下りのコースは難儀して、やっぱり3時間はかかるんですね。
 途中の事故もあり慎重に歩いたこともありますが、やっぱり朝日、相当
手ごわいですね。
 終わってみれば10時間越えで、16kmオーバーと疲労も満足感もMAX.。

 駐車地点に戻るとさすがに1台もなく、最後の登山者でした。
 川でスパッツや靴を軽く洗って、ゆったり館の温泉(\300-)に入って、疲れを
取ります。右足を見たら、痛めた脛がちょっと血だらけじゃん。まあ、大事に
至らずによかったか。

 この時期の朝日はまだハードルが高いかな?と思って、来たことがありません
でしたが、慎重に行動すればどうにか行ってこれる感じだな。これを経験すると
また来たくなるなぁ。そろそろ、念願の以東岳を攻めてみたいが、行けるかな。