月山 快晴、熱中症に注意!--2017年8月6日--2017-08-07 23時24分



 7:57        姥沢駐車場
 8:10        リフト下駅
 8:25        リフト上駅
 8:53-9:02   姥ヶ岳
10:47        山頂 
11:10-11:40  昼食
12:19-12:25  再び山頂
12:56        牛首分岐
14:29        姥沢駐車場



 だいぶ出遅れてしまったけど、月山。
 本格的な登山は、竜門山以来で、もう1か月ぶり以上か。
 あのとき壊れた靴を新調して、今日は歩き初め。

 道中、福島は曇り空で、東北道を北進し宮城県に入ると、小雨までパラついて、
本当に天気は大丈夫か?不安がよぎったのに、笹谷峠を越えて、山形に入ると
嘘のような快晴。

 久しぶりだし、少し楽をして、リフトで上駅まで乗車。
 姥が岳の雪ももう少なくなっているね。


20170806_月山_001


 雲海に浮かぶ朝日連峰。
 大朝日から以東岳までくっきり。こんなに見晴らしがいいのも珍しい。


20170806_月山_002


 姥が岳の斜面から山頂方面。
 あっちまで、ずっと快晴で気持ちいい。


20170806_月山_003


 キンコウカが咲いている。
 もうじき、この草原一面に咲きまくるのだろうか?


20170806_月山_004


 少し先には、小学生の、ガキンチョ・・・いや失礼・・・お子様軍団で賑やか。
 長ーく休憩をとって、静かになったところで景色を堪能しましょう。

 団体が去り、少しだけ人気のなくなったタイミングで撮影。


20170806_月山_005


 この先々でも、お子様軍団とは、抜きつ抜かれつ。

 天気がいいのは文句なしだが・・・リフトを降りると、すでに森林限界を越えている
月山では、日差しを遮るものがなくて、暑さとの戦い。
 日焼けと熱中症には注意しないと。バカ殿見たく塗りたくってもいいくらいの天気。


 鍛冶月光の急坂は、この暑さもあり、今日一番の頑張りどころ。
 無理せず、少し進んでは休んで、冷やした飲み物で一息つく、の繰り返し。

 歩いてきた道を振り返る。朝日連峰方面は大部分がガスの中へと消えて
しまった。


20170806_月山_006


 ようやく山頂。
 本当、暑さにはかないません。ハアハア言いながら到着です。


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 ですが、相当な人出なので、山頂には目もくれず、今日の目的地へ。
 わずかですが、定番コースを外れると、噓のように静かな世界。
 胎内岩が見えてきた。


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 大雪城へはもう少し下るのかと思うが、今回はここでも十分。
 今日はすべての水筒に氷を入れてきて大正解。冷えた麦茶が体にしみる。



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 一人だけ、この雪渓を越えて下って行かれたが、あとは誰も来ない。

 この雪の上で昼食をとりながら・・・景色が良ければ最高でしたが、すっかりガスに
覆われ始めた。


20170806_月山_010


 さて、では再び山頂へ戻ります。
 この辺りは、まだ新春。花がいっぱいで最高でした。

 ヒナザクラ。まだまだ咲きそうですね。


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 ものすごい密度、とまでは行きませんが、好きな景色ですね。


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 チングルマも元気いっぱい。


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 ミヤマリンドウも、これくらい群生すると見ごたえが出てきますね。



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 アオノツガザクラ。もう終わりですが、何とか見れましたね。

 さすが月山。他にもニッコウキスゲ、ウサギギク、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ
イワイチョウ、ヨツバシオガマ、ハクサンシャジン等々、いつ行っても、たくさんの花でいっぱいです。


20170806_月山_015


 牛首からリフト上駅方面へ向かうと、スキーヤーの一団が、この雪渓で、まだまだ
お楽しみ。

 今まで知らなかったけど、ここにはちょうどヒナザクラがたくさん咲いていた。
 ちょっと距離があって写真は今一つだが、あの白いのが全部ヒナザクラ。
 おまけに、イワイチョウの葉っぱがびっしりということは、このあと咲くんだろうな。


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 このころはすでに山頂はガスの中。
 朝はあんなに天気が良かったのにねぇ。


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 さて、帰りはリフトは使いません。目的がありますから・・・
 意外だったけど、こちらを歩く登山者も多いんだな。


20170806_月山_018


 お目当てはこちら。
 まずはgassan水で、のどを潤し、顔を洗います。冷えてて最高。
 ここまでくれば水が補給できるから、道中で水欠を心配せずに済むし、ありがたい。


20170806_月山_019


 そして、ここから少し先の雄宝清水。
 ここでは、登山者4-5名が水くみしていて、人気でした。

 せっかくリュックが軽くなっていたのですが、満タンの水筒2本分を補給して
最後の頑張り。


20170806_月山_020


 それにしても暑い!駐車場に到着し、エンジンを始動し、車の外気温計を見ると
30℃!快晴はうれしいが、この暑さは厳しい。本当に熱中症には要注意です。


 さあ、帰りはいつもの道の駅西川に併設の水沢温泉ではなく、前から気になって
いた、朝日町のりんご温泉\300-へ。なんか独特の臭いがして、変わった温泉。
パンフレットをもらいそびれたが、変わった成分だったと思ったな。

 温泉でさっぱりしたら、あとは自宅へと出発。
 順調に進んで、19時過ぎには到着。

 ちょうど、二の丑。ウナギで疲労回復といきましょう・・・
 天気なのは良かったが、暑さにはまいった一日でした。


夏休み最後になんとか鳥海山 --2017年8月19日--2017-08-21 09時42分


 6:14         祓川駐車場
 6:50- 7:00   賽の河原
 8:10- 8:24   康新道分岐
 9:15          氷の薬師
10:02-10:12   舎利坂入口
10:47-11:34   七高山
12:17-12:26   休憩
13:11-13:17   康新道分岐
14:27         祓川駐車場


 7月は異常に暑かったけど、梅雨明け後の天気はどうも不安定でさっぱり。
 夏休みも天気予報が頻繁に変わり、いつ天気がいいのか読みにくい。

 墓参りやら、用事も済んで、予定のない週末にかけて狙いは18日だったが、
予報に振り回されて断念。このままではどこにも行けず・・・と危惧していたが、
19日なら何とかなりそうだと判断して、雨の確立が低そうな鳥海山へ。

 晴れれば景色を、ダメでも花を眺めようと、帰省中の利を生かして、6年ぶりの
矢島口コースへ。

 5時30分ごろ到着時には、天気のせいもあるのか、車は4台と寂しい。
 その後、準備中に、次々と5台ほどやってきたが、その後は続かなかったようだ。


 竜ヶ原湿原からは山頂に少し雲がかかりだしてしまった。
 下山まで天気が持つように願いながら出発。


20170819_鳥海山_001


 バナナ1本で出発したが、エネルギー不足か、賽の河原までの出だしから
調子が悪い。下山時もそうだったが、個人的には、賽の河原までの区間が一番
つらかったかも。

 ベニバナイチゴがたくさん。


20170819_鳥海山_002


 おいしそうな実も見つけるが、確か、まずいとか・・・聞いたような気がして・・・
食べる勇気はなかった。


20170819_鳥海山_003


 お腹がすいては・・・ということで、早速ですが、賽の河原でおにぎり1個の朝食。
 少しは良くなったか?
 まあ、ゆっくり行きます。


 御田付近でもヒナザクラが見ごろ。


20170819_鳥海山_004



20170819_鳥海山_005


 雪渓の横断は何回かあるが、登山靴のままで問題なし。
 ただ、だいぶ崩壊が進んでいるので、コースは注意する必要がある。
 登山中にも、何度か、ドーンという雪が落ちる音を聞いた。


20170819_鳥海山_006


 気温はそんなに高くないのだが、風がなく、蒸し暑さもあり、バテバテ。
 天気が悪ければ、この辺で引き返すのもありだったが、何とか大丈夫そうなので
一安心。この辺も花畑で気持ちいいので、また休憩。ここでもエネルギー補給。


20170819_鳥海山_007


 下りはあっちの康新道コースと決めて、ひとまず雪解け水で体を冷やす。
 さすが氷水。冷たくて、息が止まりそう。
 あれ、でもこの写真、新道方面だったっけ?なんか怪しいかも・・・


20170819_鳥海山_008


 先へ進むと、時々、山頂が見え、期待が持てそう。

 アオノツガザクラと山頂を一緒に、との狙いだが、ガスが出てしまった。
 花は意外に遅れているのだろうか?アオノツガザクラが咲き乱れているのを
期待したが、まだつぼみが多い。来週あたりに最高潮になるのか?

 6年前も、この辺りは一面アオノツガザクラが咲きまくりですごかった記憶がある。


20170819_鳥海山_009


 下界に比べりゃ天国ですが、これでも暑い・・・
 ここでも、雪を集めて、天然の保冷剤を急ごしらえ。


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 氷の薬師手前もなかなか手ごわい。きついコースが続きます。
 


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 ヨツバシオガマ。まだまだこれからですね。
 今日は貴重だったピンク系の花。


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 だいぶ山頂も近くなったが、ガスが広がり始めた。
 しかし、よくこんな石畳の道を整備したものだと感心する。 


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 ここまでくれば、あと少し。ですが、ここからがきつい。
 なので、またまた休憩。


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 前半の石畳。山頂はガスってますが、周りの花畑は見事です。


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 最後のザレ場。足がズルズルと、疲れているのに、さらに体力を奪われます。


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 イワギキョウ。
 この色合いがとってもいいですね。すでに散っているものもあるが、つぼみもあり
今が最盛期でしょうか。


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 写真を撮り撮りで、なかなか進みませんが、ようやくのことで、いつもの山頂。
 天気のせいもあるのか、それほど人は多くない。


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 近くにザックをデポして、付近を散策。

 よかった。チョウカイフスマはまだ健在。
 それどころか、これからまだまだ咲きそうだ。


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 新山をバックに。
 疲れたし、新山からの眺めも期待できなさそうで、今日はパス。


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 チョウカイフスマ、イワブクロ、イワギキョウ、ホソバイワベンケイの4点セット。
 山頂はどっちを向いても、これらでいっぱいです。


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 一通り散策が済んだら、七高山の崖上で昼食タイム。
 切れ落ちた足元を眺めながらの時間は最高です。遠くは良く見えませんからね・・・



 さて、帰りは康新道へ。
 祓川から来た登山者はもう下山してしまったのか、結局このコース一人旅でした。

 天気が良ければ、海岸線も眺められるし、花もたくさん、さらに、振り返ると
七高山と新山を両方眺められる絶好のコース。絶対お勧め・・・自分的には。


 振り返ると、ガスが飛びそうな気配。
 休憩しながら、チャンスを待ちます。

 でも、そううまくは行きませんね。今日は、この程度が限界でした。


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 岩場には、チョウカイフスマ、イワブクロ、イワギキョウがあちこちに咲きまくり。


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 標高を下げると途中からはハクサンシャジンが咲く花の道。
 すっかりガスが広がってしまいました。


20170819_鳥海山_024


 ガスが切れるまで少し粘ってみたが、この程度が精いっぱい。
 振り返って、お花畑と山頂。まあ、今日はこれでも十分ですね。


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 ここから30分程度で、再び康新道との分岐へ。
 またまた、冷たい水でクールダウン。少し休憩して最後の下りへ。
 すっかりガスがあたりを覆いつくしてしまったが、天気は持ちそう。


 七ツ釜では、滝を見物したり、のんびりモードで下ります。
 時々パラパラと雨が落ちてくるが、雨具を着るほどではない。
 疲れもあるし、滑らないように、慎重に降りて、何とか登山口に到着。

 振り返ると、朝とは大違い。
 車に到着するころ、雨脚も強くなり、何とかずぶ濡れは避けられてラッキー。


20170819_鳥海山_026


 下山中には3組ほどとスライド。
 この時間から登るということは、山頂小屋に1泊だろうか。
 明日は晴れ予報だったはず、うらやましい。


 さあ、最後は猿倉温泉フォレスタ鳥海\400-(シャンプー、リンス完備)の温泉へ。
 ちょうどいい温度で快適でした。
 晴れていれば、露天から鳥海山が見えるのでしょうが、今日は残念。

 道の駅、清水の郷鳥海郷で、そばを食べ、新しくできた、道の駅うごを見学して
帰宅。

 鳥海山、どのコースも素晴らしい。
 百宅コースもいつか行ってみたいが、林道が気になるんだな・・・
 今年もう一回、湯の台から千畳ヶ原周回に行ってみたいけど、どうだろうか。