久しぶりの蔵王--2017年9月3日-- ― 2017-09-04 22時32分
12:14 刈田駐車場
13:00-13:18 熊野岳避難小屋
14:06-14:10 熊野岳
14:51 刈田駐車場
台風の影響であまりコンディションは良くなさそうだし、先週は花火見物で
帰省した疲れもあって休養日にしようかと思っていたが、意外に天気がいいので
軽く歩けそうな蔵王へ。
そういえば、最近は3月の樹氷見物にしか来ていないので、この時期の蔵王は
久しぶり。
出発が遅いから、当然歩き出しも遅くて、12時過ぎ。
天気もガスが多いが、まあまあといった感じで、観光客もそこそこ。
リフト脇の登山道を登り、今日は刈田岳はパスして、熊野岳方面へ向かう。
このころは、ガスも切れて見晴らしがよくなった。
定番のお釜。こんなにくっきり見えてよかった。
風は猛烈に吹いていて、そのせいでしょうか、感覚とは少しずれているが、
気温は大分低い。登りでもほとんど汗をかくことがなく、快適だ。
熊野岳避難小屋付近で13:00頃。ここで軽く昼食をとりながら景色を眺める。
ちょうど3月も、この付近からの雪景色を眺めたのが思い出される。
そんな中、「若いね!」と思わず声をかけたのは、Tシャツ1枚で通過していった
若者。でも、下はズボンですよ。
ところが、さらに上手がいて、なんとTシャツ・半ズボンの格好の1名。
さすがに寒かったか?レジ袋の底を開いて両足を通して、ズボン代わりにして
いたように見えた。
まあ、我慢大会じゃないからそこまで頑張らなくてもいいのにね。
熊野岳へ向かう前に寄り道。
前から気になっている名号峰方面へ少しだけ下ってみる。
雁戸山もガスに隠れそうだ。
こっち方面には誰も来ないし、反対からも誰もやっては来ない。
静かな道である・・・と言いたいが、猛烈な風がビュービューとうなり狂っている。
全く想定外にコマクサが咲いていた。
さすがにもうほとんど終わりかけですが、今年初めて見ることができて
なんだかうれしい。風に揺れて撮影はなかなかうまく行かない。
コマクサに満足したので、一応、熊野岳へあいさつに向かう。
1名だけスライドしたが、その後は誰もいない。
3月もそうだったが、いつもガスの中の熊野岳。
こんなものもあるんですね。
まだ活動中の火山であることを再認識させてくれる。
さあ、あとは戻ります。
いいタイミングで行ってこれたようで、またまたガスがあたりを覆い始めてきた。
駐車場までくれば、すっかりガスはないのですが、さすがに寒くなってきた。
せっかくなので、遠回りになるが、蔵王の温泉、いつもの源七露天の湯へ。
(石鹸、シャンプー・リンスなし、\450-)
いつもの道路が工事中で通行止めで、上の台方面からしか行けなくなっていた
影響だろうか、意外にすいていてゆっくりできた。
蔵王も広いな。まだまだ行ってないコースがたくさんある。
今度は、八方平の避難小屋までピストンしてみたいなぁ。
いや、雁戸山まで行くのもありか?ちときついかな。
大盛況、いつもの安達太良--2017年9月16日-- ― 2017-09-17 13時51分
11:18 奥岳駐車場
12:07 勢至平
12:37-13:10 くろがね小屋
13:39 峰の辻
14:10-14:35 山頂
15:21 薬師岳
16:15 奥岳駐車場
台風18号の急襲で、3連休のうち雨を避けられそうなのは16日くらい。
朝から通院予定があり、遠出は無理。仕方がないので、近場の安達太良へ。
奥岳へ到着は11時少し前。駐車場の心配がないから、との選択だったが、
さすがに3連休ということもあり、駐車場はパンパンの状態。天気が持ちそうなのは
今日しかないから、皆さん同じ考えなんでしょうね。
18日までは、夜のイルミネーションが開催中。
遅い出発ですが、ゴンドラは見送り、歩きますよ。
この時間、歩きで登る人はそうそう見当たらず、スライドするのは下山者が多い。
くろがね小屋が見えてきた。
すっきりはしないが、まあ、上々の天気でしょう。
ちょうど12時過ぎ、小屋の前で昼食とする。
ゴンドラ利用でしょうかね、次々と下ってくる登山者で、小屋周辺は賑やか。
この後小屋を出発しても、下りの登山者のみで、登りはほぼゼロ。
出発時間が遅すぎたせいで、かえって混雑を避けられてよかったかもしれない。
峰ノ辻に着くころには、山頂をガスが覆い始めてしまった。
見通しは悪そうだけど、ここまで来たら行ってみましょう。
いつもとは逆回りで矢筈森側から山頂へ。
会津方面の見晴らしは今一つで、檜原湖が見えるのみ。磐梯山は見えません。
沼の平はいつ見ても、不思議な光景。
時間もずれたので、山頂もゆうゆう満喫できた。
やっぱりガスは取れません。
さて、下りは薬師岳方面へ。
紅葉はまだまだですが、所々では始まっていますね。
よく整備されていて、歩きやすい登山道。
ゴンドラ利用なら超高速で山頂に到着できそうだ。
アキノキリンソウとエゾオヤマリンドウが今の時期は主役ですね。
ナナカマド。赤いものがこれから増えてくるのでしょう。
こっちは、オオカメノキでいいかな?
途中からゴンドラ駅までは、超高速道路で至れり尽くせり。
もはや登山道ではありません。
嵐の前の静けさなのか、今日は風もなく、暑さもほどほどで、登山には快適な
一日でした。明日からは大荒れになるのかな?イルミネーション開催中なので、
ゴンドラの最終は夜9時?くらいまで大丈夫なのでした。
まあ、通常時間通りでも、乗れる時間でしたが、まだ余裕があるので歩いて
下りましょう。
大多数、ゴンドラで降りたか、もっと早い時間に下ってしまったんでしょう。
ここから先は静かに一人旅。
途中、五葉松平で軽く休憩。
こっちのコースもまずまずですが、やっぱり、メインコースの整備は抜群ですね。
最後はスキー場の中を少し通って、通常コースに合流すれば、わずかで終了。
ゴンドラ駅のトイレによって、山頂方面を見渡すとすっかりガスの中。
駐車場も、あんなにいっぱいだったのが嘘のように少なくなっていた。
せっかくの連休で遠出もしたかっただけに残念。
まあ、こういうときのために、安達太良や吾妻が近場にあってよかったな。
朝日連峰 障子ヶ岳 時計回りに周回 --2017年9月24日-- ― 2017-09-25 14時25分
6:04 駐車地点出発
6:56- 7:08 朝食
7:14 焼峰
8:19- 8:35 猟師の水場(朝食2回目)
9:35- 9:48 雨量観測所付近(朝食3回目)
11:13-11:18 障子ヶ岳
11:31-12:02 昼食
12:43-12:50 紫ナデ
14:38 登山口
14:59 駐車地点
三ツ石あたりは紅葉最盛期とのことで、本当は行きたいところだが、土曜日は
天気が怪しく、好天は日曜日だけのようなので、何とか日帰り範囲内で、行って
みたかった朝日連峰の障子ヶ岳に向かうことにした。
ただ、早朝移動は疲れるので、前日移動。
道の駅にしかわまで行ってしまうと、その先、コンビニ等一切なく、朝の調達が
不便なので、道の駅おおえで車中泊。すぐそばにテルメ柏陵という温泉があり、
源泉かけ流しで、いいお湯で素晴らしい。(\200-、石鹸、ボディシャンプーのみあり)
翌朝、予報に反して、小雨というか霧状の天気で、本当に大丈夫か不安を
覚えながら登山口の駐車場へ出発。
前日の宿泊組か、駐車スペースはすでにいっぱいのため、少し手前の
空きスペースに駐車。
登山口がよくわからず、隣に先着していた方に教えてもらう。
ここから出発。足下はすでに泥んこ状態。
朝日にしては優しい登山道かな?と思っていたのも最初だけ。
いつのまにか、朝日の感じになってくる。
今朝までの雨のせいか、足元は泥んこだらけ。
少し登っては下ってを繰り返し、なかなか標高が上がらない。
周りには雲海が所々見え、晴れそうだが、なかなか天気は回復してこない。
先は長いので、途中で朝食休憩。なるべく休みは多めにしたいが、
下がこの状態だから、なかなかいい場所が見つからない。
あれ、この花は何だろう?
水場のそばにはダイモンジソウ。
途中にある水場。
といっても、沢水でほんとに大丈夫?とか考えたけど、まずは一杯。
おいしいので、また一杯。
ここで2回目の食事。面倒だけど、少しずつ食べるのが最近のパターンに
なってきている。
雨量観測所の手前の広場に到着して、ようやくこの先の全貌が見渡せた。
ここでまた、少しだけ食事で休憩。なんかゆっくりしたくなる場所でした。
正面の粟畑に乗り上げて、ようやく天狗角力取山との分岐になる。
ここから先では、昨夜小屋泊りの登山者、何名かとスライド。
向かって右手にようやく障子ヶ岳が見える。すごくとんがってる。
それにしても・・・まだかなりあるぞ。
粟畑までの登りは、なぜか石畳。
こんなところに、なぜかものすごく立派に敷設されている。
ここまでで相当まいっているので、とても小屋まで往復している余力はない。
残念ながら今回は見送ります。
それにしても、いい感じに紅葉してきている。
奥に見える大朝日岳や主稜線上はガスの中。今日はこっちで正解だったかな?
よし、障子ヶ岳に向かいます。こっちから見る形はものすごい鋭角。
アップで。すごい迫力。あそこまで無事に行けるだろうか?
道中、やはりアップダウンを繰り返す。これが地味に効きます・・・
湿原状のところもあり。この区間では逆回りで周回されてきた登山者とスライド。
全部で5人くらいだったかな?いやぁ、皆さん健脚ですね。
あっちは以東岳方面のはず。うーん、でもよくわからない。
主稜線上は、まだガスがかかっている。
ようやく近づいてきた。あと少し。
何とか山頂。それにしても疲れた。
狭い山頂でしたが、誰もいないので、ここで昼食の予定でしたが・・・
なんと虫がたくさんで、とてもたまらん。少し下ってから休憩することに。
途中、北斜面方面の紅葉が素晴らしくきれい。
これから下る道が見えます。
いやいや、すごい所を通ってますな。尾根の右下は崖。その脇すれすれだ。
下ってきた道を振り返って。
向かって右側、北側斜面がいい感じ。
休憩したいが、こんなところなので、広いスペースが見つからない。
なんとかがけが崩れたような場所を見つけ腰を下ろす。
この景色を眺めながらの昼食。
何とも、ものすごい眺め。
向うから見た時とは見え方が違ってる。
先は長いので、長居はできず、下りにかかります。
尾根を外れる前に、今日歩いてきたコースを俯瞰します。
あのラインをぐるっと歩いてきたとは、なんか信じられない・・・
このころ、左奥には大朝日岳が顔を出していた。
下りのコースも苦難の道。途中で見つける花が少しの癒し。
アカモノはまだ咲いているものもあった。
ヤマハハコ。
いつもは軽視する花なんですが、今日は、咲いていくれてうれしいですね。
こっち側のコースはかなりの急登。
下りではだいぶ神経を使った。
さらに、長いしアップダウンもあり、途中で心が折れそうになり、何度も小休憩。
ようやく沢に出て、あの右手が登山口?・・・と思ったら、左手にもうひと登りして
それからの下りでダメ押し。肉体的にも、精神的にも参りました。
やっと・・・やっと到着です。本当、ヘロヘロになりました。
歩き切れてよかった。
最後は駐車した側の登山口に向けて林道歩き。
30分弱の歩きでしたが、さっきまでに比べると・・・全然楽勝。
最後は、久しぶりに大井沢のゆったり館(\300-、シャンプー等完備)で汗を流して
帰宅の途につく。もちろん、下道で150km弱。3時間半程度で到着は上出来。
道中、正面に見える月山が素晴らしくて、釘付け。
いい感じに色づいているのが遠くからでも一目瞭然。
今年はまだ1回しか行ってなかった。この秋、行く機会があるかな?
途中、再度、道の駅おおえで食事。ここ、前回も食べたけど、結構おいしいし、
漬物とデザートもついててお得。今回はナスの漬物と、モモの1/4カット、
スモモ1/2個をおいしくいただいた。
紅葉最盛期はあと少しといった感じの障子ヶ岳だったが、無事周回できたし
歩いた感がとても大きく、とっても印象深い一日になった。
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