三国岳 飯豊に入門--2023年6月25日--2023-06-26 00時27分


 5:08         御沢野営場到着
 5:52         出発
 6:42- 6:48  下十五里
 7:05- 7:09  中十五里
 7:29- 7:34  上十五里
 7:58- 8:07  笹平
 8:20- 8:29  横峰
 8:50         水場
 9:10         地蔵山
10:08-10:12  剣ヶ峰
10:30-11:53  三国小屋
13:13         横峰
13:36-13:44  上十五里
14:40         到着




 憧れの飯豊山。いつかは行きたいと思うようになって、だいぶたつ。
 日帰りでは無理なので、泊り装備が必要だけど、まだ持ってない。

 とはいえ、どこまで行けるか、そろそろ力試しもしておきたいところ。
 今週末はどこも天気がパッとしないが、この辺りはそれほど悪くなさそうなので、
初めての飯豊にチャレンジしよう。

 まずは、メジャーコースっぽい、川入の御沢野営場からのコースで、飯豊に
入門です。


 5:08頃到着時は、だいたい22-23台程度が駐車中。
 準備中の方も1組。
 その他はもうすでに出発か、昨日から登っているのか。さすがに早いですね。

 着替えをして、軽くおにぎり朝食と、準備をしたら出発します。
 準備中に1台到着し、あっという間に出発していかれた方がいました。
 このおじさん、このあと、三国小屋で再会し、いろいろとお話を伺いました。
 帰りも少しだけ、ご一緒し、最後も駐車場でお会いできました。


 御沢野営場は広い駐車場があり、トイレもあり、炊事場もあり、キャンプ場
ですね。あそこから出発して、少し歩くと登山口があります。


20230625_三国_001


 登山道が始まると、いい雰囲気です。


20230625_三国_002


 下十五里、中十五里、上十五里と、所々に開けた休憩所があります。
 今日は全部休みますよ。

 急登の連続ではなくて、所々緩やかで、よくできた登山道です。
 短足の自分では、大きな段差の乗り越えはなかなか苦労するポイントなんですが、
ここは、そんな場所にはさりげなくステップが用意されていて、苦労せずに越えて
いけるんです。しかもほとんどの場所でそんな登山道になっていて、とっても感動
しました。ここまで配慮してくれているとは感謝です。


20230625_三国_003


 花はいろいろと咲いていますが、標高を上げていくとどんどん出てきますね。
 イワカガミはいっぱいですが、白いものがたくさん咲いてますね。


20230625_三国_004


 横峰を過ぎたあたりから、しばらくは平坦な道で、一息付けました。
 草刈りもしっかりで、歩きやすい。

 登山者も素敵な方ばかり。
 向こうから来られたソロのお姉さんは、わざわざ道を開けてくれるために相当
バックしてくれて、下るだけですから、と神対応。
 自分にはなかなかできないですよね。いや、ホントにありがとうございました。


20230625_三国_005


 地蔵山手前の水場。冷たくて、うまい。
 この先、もう水場はないようなので、ここで補給するのがいいようです。


20230625_三国_006


 さて、今日はのんびりと行けるとこまでモードなので、地蔵山に寄り道。
 登山道の両脇はシラネアオイの葉っぱがびっしり。もう花は終わってしまって
ますが、咲いてるときに来たらすごいだろうなぁ。

 山頂らしきところまでは進んだものの、それらしき標識もなく、よくわからないので、
手前の広場に戻って、休憩です。


20230625_三国_007


 今日はもう何回休憩してるんだ?
 まあ、そんな日もいいね。たっぷりおやつは用意してるし。


20230625_三国_008


 ミヤマキンポウゲ、だね、きっと。


20230625_三国_009


 ユキザサもあるね。


20230625_三国_010


 ミツバオウレンも花弁が落ちて、なんか、チングルマっぽい感じです。


20230625_三国_011


 イワイチョウも咲き始めてます。まだ蕾が多いからこれから本番ですね。


20230625_三国_012


 三国岳避難小屋を目指して進むと、剣ヶ峰の岩場が控えます。
 その手前あたりから、おっ、姫様登場。しかもこれが多い。
 何度も何度も撮影で止まってばかりで、進みませんよ。
 先週に続いて見ることができて、大満足です。


20230625_三国_013


 ここの岩々、長くてなかなか終わりませんね。


20230625_三国_014


 標識が出てきて、ここが剣ヶ峰。
 でもこの先もまだまだ続くんですね。


20230625_三国_015


 この先、なぜか右下にずっとロープが伸びて、何と書いているのかわからない、
板が置かれていて、もしかして、ここを下って、巻いていくのかな?と勘違い。
しばらく下って、さらに進むと、何と水場、少ないながらもチョロチョロ程度。
大間違いで、まあしようがないけど、ここの登り返しがなかなか大変。

 そしてようやく小屋まで到着。
 もしかして、調子が良かったら、切合の小屋まで行けるか?などと考えて
いましたが、そんなに甘くないですね。
 この先の景色を見て、今日はここまでと。


20230625_三国_016


 さて、そうと決まれば、あとはここで、いられるだけゆっくりしよう。
 この時はガスが出てましたが、徐々に晴れ間も出るようになり、太陽が顔を出すと
暑くて厳しい。小屋の中は1階がヒンヤリして気持ちいいので、中で食事です。

 仙台からのソロ男性が休憩中で、少しお話。


20230625_三国_017


 中はきれいで明るい。2階は、暑くて大変でした。


20230625_三国_018


 小屋の中や外やら、うろうろしていると、登山者がポツポツとやって来て、
お話を伺うと、日帰り組で戻ってきた方達。いや、皆さんすごすぎる。
下りも2時間で行くとか言ってるし、レベルが違いすぎて、参考にならない。
 でも、皆さん曰く、すごい人しかいないんだって・・・

 そんな中、今朝先に出発していった、いわきからのおじさんも到着。
 もう年だから切合小屋までの日帰りとか。若い頃は飯豊を歩き尽くしてたと、
いろいろなお話を聞けて楽しかった。

 ちょうどそのころ、少しだけ雲が流れ、御西岳方面が開けた。
 小さく見える箱みたいなのが、御西小屋だそうです。
 残念ながら大日岳などはその姿を見せてくれませんでした。
 まだまだ入門程度では、このくらいまでということか。


20230625_三国_019


 下りも4時間くらいは見ないといけないかなと思うと、そろそろ帰るか。
 12時少し前に小屋を出発。

 途中でも花を撮影しながら。
 ウラジロヨウラクも。これはガクウラジロヨウラクかな?


20230625_三国_020


 なかなか危険な岩場。
 雨が降った下りは要注意と、先ほどのおじさんから教えていただいた。


20230625_三国_021


 アカモノが咲いてるなと、流しそうになって、アッ。
 ツガザクラだ。
 一緒に咲いていて、すっかり見落とすところだったよ。


20230625_三国_022


 この先、あとから出発してきたさっきのおじさんが追いついて、水場まで一緒に
歩きました。その間も色々とお話を聞けて、とても面白かったし、参考になりました。

 水場ではまたまた大休憩で、ここでお別れ。
 この先も無理せずいいペースで下ります。

 ギンリョウソウはたくさん見ましたが、これはなんか少しだけピンクっぽいヤツ。



20230625_三国_023


 下りはいつも苦しいんですが、やっぱり登山道がいいからなのか、意外に疲れない。
そのため、休憩の回数も少なくて、予想外に早く下山。

 最後に登山口手前で振り返って。
 深い森の感じがいいですね。


20230625_三国_024


 なんと3時間かからず到着。さすがに最後は少し、膝カクカクでしたが、上出来。
 駐車場には、いわきのおじさんがまだ車にいました。
 ここで、挨拶してさよならとなりました。
 
 最後は、いいでの湯に立ち寄るつもりでしたが、あれ?見落としたか。
 事前調査不足で、通り過ぎてしまったようで、残念。次回だな。

 初めての飯豊挑戦。もう少し頑張れば、切合小屋は大丈夫そうかな。
 そうすると、1泊すれば、もう少し回れそうな感じがしてきた。
 泊り装備と、食事をどうするかが、悩ましいなぁ。



コメント

_ あかりんご ― 2023-06-27 22時14分

初飯豊だったのですね。ちょっと意外でした^^
三国岳までお疲れ様でした♪
わたしも川入は一度しか歩いていませんが、途中ごとに休めるポイントがあり歩きやすいですよね。
個人的には三国小屋から切合わせ小屋までがしんどかった様な気がします。
一泊すれば飯豊山まで行けますよ。Ⅰさんなら絶対行けます!(^^)!
お花は切り合小屋辺りからすごくなるので是非見てほしいです。

いいでの湯、良い温泉なので次回はぜひ入ってきてくださいね♪

_ diablo67 ― 2023-06-27 23時33分

あかりんごさん、コメントありがとう。
飯豊はずっとあこがれの山で、いつかは行きたいんですが、なかなか甘くないです。頑張れば切合はどうにか行けそうな目途が付いたので、あとは泊り装備とか、食事をどうするか。
次は切合より先、そこを目指したいですね。
この日色々と教えていただいた、いわきからのおじさんによると、飯豊の西側のほうの景色が抜群でお勧めとのことでした。
いいでの湯は、すぐわかるだろうと、ろくに調べもしてなくて残念でした。今度はぜひ寄りたいですね。

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