水引入道～不忘山--2011年6月19日--: wind--風便り--

　　７：２３　無料休憩所
　　７：４０　水引コース入口
　　９：０９　渡渉点
　１０：２８　水引入道
　１１：２９　屏風岳
　１２：１９　南屏風岳
　１３：２７　不忘山
　１３：５０　下山開始
　１５：２５　スキー場センターハウス


　昨秋に果たせなかったこのルート周回。今日こそは実現させるべく、白石スキー場へ向かった。福島からは約50km程度、気合を入れて6時前に出発したが、1時間ほどで到着した。人気の山ということもあり、7時前にもかかわらず、すでに20台程度が駐車していた。

　まだ、スキー場のセンターハウスはオープン時間前なので、無料休憩所に寄ってからスタート。ここにトイレがあります。

　スキー場を横切って、ここから水引コースへ。最後の超急登に備えて今日はゆっくりペースで進む。

　最後の登りが強烈ではあるが、そこに至るまでの道もアップダウンがあり、じわじわと効いてくる。ほとんどの人は不忘山側から登るようで、このコースは人も少なく、静かである。結局尾根に出るまで3-4人くらいに追い越されただけであった。しかし、みなさんお早いこと。

　花は後半に期待して、あまり注意せず先を急ぐ。先週までは開花した状態を見ていなかったマイズルソウが小さな花をつけていた。

　渡渉点が近づくと、出ました、アオイちゃん。

　ここからが今日の最大の難関。沢を渡るとすぐに急な登りが始まる。

　厳しい登りが続くのでゆっくりと進んだ。こんな場所もあり、初心者には絶対すすめられないコースだと思う。

　シロヤシオが元気に咲いていた。

　登ること50分程度で岩場に到着し、ようやく展望が開けてくる。

　これから向かう南屏風岳方面もはっきり見える。好天でなにより。

　さて、ここで後ろから来られた方がおられるのですが、この後、屏風の山頂やら、不忘への尾根やら、スキー場のセンターハウスに、鎌先温泉と何度もお会いすることになりました。

　ここまで頑張ってきたご褒美は

　ユキワリコザクラ

　ミヤマキンバイ

　少し登ると水引入道です。

　ここまでは昨秋に来ていたが、ここからが初のコース。
　これから向かう屏風岳がドーンと構えている。

　ここからも花はたくさん。
　ツマトリソウ。初めて見つけた。

　水引から屏風への登りもかなりの急登。30分程度でようやく尾根に出た。
　ここまで4時間近く登り続けで、さすがにこたえる。
　

　まず尾根を屏風岳へ向かう。
　途中、水引入道と馬ノ神岳が並んで見える。

　屏風岳山頂。先客が休憩中のため、少し戻った草地で昼食とした。

　休憩しているとにわかにガスが出てきた。天候の急変が怖いので、休憩もそこそこに次の南屏風岳へ向かう。
　尾根筋はシャクナゲロード。シャクナゲが左右びっしり。
　ここから先は、ほぼ平坦で足取りも軽い。

　南屏風岳山頂に到着。天候を少し気にして、写真だけ撮って通過。

　ガスは出てきたもののそれほど濃くはならなくてよかった。
　次に不忘山を目指す。
　ここからが今日の最大の見せ場の始まりでした。
　チングルマが咲き

　ハクサンイチゲが咲きまくっています。ほかにもイワカガミもあるし、ミツバオウレンもたくさんあります。

　登山道わきもたくさんですが、それ以外に崖下にもハクサンイチゲが咲き誇っていて素晴らしい。

　不忘山までのこの尾根がとにかく感動もの。
　南屏風側からの下りに始まり、不忘山まで登りには1時間くらいかかったのではなかろうか。何しろ、写真を撮りまくりで、足がさっぱり進みませんから。

　不忘山の人気の理由に納得です。

　ユキワリコザクラの写真は何枚撮ったことか。

　ようやく不忘山に到着。
　ここで軽くコーヒータイム。

　さて、下山です。途中、やはり花はたくさん見られました。

　しかし、このコース、いただけませんね。
　滑ってすってんころりんしないようにするのが大変でした。

　だいぶ下ってくると、見事なベニサラサドウダンがたくさんあります。

　ウラジロヨウラクもたくさんあります。

　つつじも満開でした。

　15時25分、スキー場のセンターハウスに到着です。
　ここで、道中何度もお会いした方としばし話などしながら、ソフトクリームを食べました。


　その後は昨秋も立ち寄った鎌先温泉・最上屋さんで疲れを取って帰宅。
　偶然にも最上屋さんの浴室前でまた、お会いしました。行動パターンがすっかり似てるのでしょうか？


　来週からは雨が続き、いよいよ梅雨入りの様相。
　雨の中登るほどの根性はないので、これが梅雨入り前最後の山かも。
　この時期たくさんのお花を見たいと思っていたので、今日は大大大満足であった。