小安峡と泥湯温泉--2010年10月11日--2010-10-13 16時40分


 須川温泉 → 小安峡 → 泥湯温泉 → 川原毛地獄


 せっかくの3連休なのに、天気がどうもすっきりしない。
 有休を活用しての計画がピンチ!9日は移動、10日は天気がすっきりせず
家の用事を手伝う。11日は晴れの予報を信じ、計画通り栗駒山へ向かうが・・・

 8時30分前に須川温泉前の駐車場に到着するも、なんと!!すでに満車。栗駒山荘
も駐車待ちであふれかえっているし、登山者用駐車場も満車。

 (あとで調べると、この日は大渋滞で、とんでもないことになっていたらしい)


 おまけに、天気はガスっているし、雨もやみそうもない。
 一旦、須川湖側に下ってみると、まだなんとか駐車できそうだったが、この天気と
あの人の多さにすっかり意欲がなくなってしまった。明日の再チャレンジに変更し、
今日は一度も行ったことがなかった、小安峡~秋の宮線を見てみることにした。

 まずは、久しぶりに小安峡の大噴湯へ。子供の頃一度来たことがあるだけで、ずいぶん久しぶりだ。

20101011_大噴湯看板

20101011_大噴湯説明

 長い階段を下ると、いよいよ煙もうもうのこの景色。
 ここはまだ紅葉には少し早い感じ。

20101011_大噴湯への階段


20101011_大噴湯の景色

 続いて、秋の宮方面に進んでいくと、泥湯温泉がある。数年前に事故があったように、所々有毒ガスに注意の表示と立ち入り禁止のロープが張られている。

20101011_泥湯温泉

 せっかくなので、奥山旅館に入浴。露天と旅館の2箇所に入浴できるのだが、まだ
登山計画があきらめきれず、旅館側のみに入浴。

20101011_泥湯温泉_奥山旅館

20101011_泥湯温泉_奥山旅館入湯券

 泥湯温泉付近は紅葉が進んできていた。この時点で時々晴れたりすることがあり、
近くの高松岳に登ろうか、と思っていたが、少しするとまた雨。やっぱりダメだ。

20101011_泥湯温泉付近の紅葉

 高松岳の登山口はすぐそばにある。
 登山らしい車が数台見かけられた。
20101011_高松岳登山口


 泥湯よりさらに秋の宮方面へ進むと、日本三大地獄の川原毛地獄がある。
 今回は行かなかったが、下流側には三途の川渓谷もあり、橋から見ると確かに
くらくらするようなところ。

20101011_川原毛地獄看板

 以前、下流側の川原毛大湯滝を見に行ったことはあるが、こちら側は初めて。
 草も生えない荒涼とした山肌に、硫黄臭と煙がところどころ上がっている様子は
まさに地獄?
 TVドラマのロケ地なんかでも使われることがあるらしいとか、聞いたような?・・・

20101011_川原毛地獄その1

20101011_川原毛地獄その2

20101011_川原毛地獄その3

 この付近も紅葉らしくなっている。

20101011_川原毛地獄周辺の紅葉

 今日は、少々がっかりだったが、明日はどうか?
 天気は?人は?


栗駒山から秣岳--2010年10月12日--2010-10-13 19時42分


 須川温泉登山口 → 名残ヶ原 → 昭和湖 → 天狗平 → 栗駒山頂
 → 天狗平 → 秣岳 → 秣岳登山口 → 国道歩き → 須川温泉


 昨日に続き、再アタック。今日は平日だし、さすがに昨日のような事はないだろうと思っていたが・・・何とか駐車場はクリア。昨日とは雲泥の差。だいぶ空きがある。

 天気も晴れ予報だが、ガスがあってはっきりしない。雨は大丈夫そうなので今日こそは決行。

 準備をしながら回りを見回すと、・・・準備運動をする団体が・・・沢山いるよ。

 8時18分駐車場を出発。須川温泉脇から登山道が始まります。

20101012_栗駒山須川登山口

 登山道脇を温泉がどんどん流れています。
20101012_栗駒山須川登山口2

 8時41分、名残ヶ原に到着。
 今が最盛期かな?少し赤がパンチ不足のような気もしますが・・・

 ガスは相変わらずで、山頂からの展望は期待薄かなぁ・・・

20101012_名残原1

20101012_名残原2

20101012_名残原3

20101012_名残原4

20101012_名残原5


 昨日の雨のせいで、登山道は泥んこ状態。足元に気を遣いながら進みます。
 長靴でいいような状態で、昨日のことを考えると、登らなくて正解だった気がする。

20101012_栗駒山登山道1

20101012_栗駒山登山道2

 登山道脇は、やっぱり温泉が流れています。
20101012_栗駒山登山道脇を温泉が流れる

 登山道には、人が大勢・・・今日は足元も悪いし、人も大勢で、ゆっくりペース。
 全然疲れないけど、少々物足りないような。
20101012_栗駒山登山道は人人人

 9時8分、昭和湖に到着。ここにも大勢の登山者が。
 休憩するつもりだったが、団体さんが出発しそうな雰囲気に、たまらず先を急ぐ。
20101012_昭和湖

 9時44分、天狗平に到着。ここから山頂まで約20分。
 まだガスは晴れません。
20101012_天狗平

 宮城県側のコースは、まだ規制があるようです。
20101012_栗駒山登山コース


 山頂へ進む間に・・・風が吹き、ガスがどんどん飛んで行き始め、
 振り返ると、ガスの間に鳥海山が顔を出しました。
 夏休みには天気が悪く行けなかったのだが、来年は狙いたいなぁ。

20101012_ガスの間から鳥海山

 10時4分、山頂に到着。
 山頂では、ガスが流れて、よい見晴らしが得られました。
20101012_栗駒山頂から1

 山頂は人が大勢いて、タイミングが取れず、知らない人が入ってしまいましたが、山頂の記念写真。これでもだいぶ人の少ないタイミングを狙ったのだが。
20101012_栗駒山頂

 おちおち休んでいる状況でもなく、すぐに引き返す。途中でも大勢の登山者とすれ違う。今日は熊より人のほうが大いに違いない。


 再び天狗平へ、10時28分。ここから秣岳への縦走コースを進みます。
 こちらは、栗駒山側の登山客がうそのように、誰もいなくて、静かな山歩きができました。でも足元は相変わらず悪い。

20101012_秣岳への道1

20101012_秣岳への道2

20101012_秣岳への道3


 紅葉登山のつもりで、花には期待していなかったが、1本だけ咲いていた。
 これが、ミヤマアキノキリンソウだな?

20101012_アキノキリンソウ

 途中の草原は風が吹き渡り、かなり涼しいのだが、人も通らず、ここで昼食とした。
 11時43分~12時8分まで休憩。ほんとに静かで気持ちいい。

20101012_秣岳途中の草原

20101012_本日の昼食

 休憩ポイントからは、栗駒山荘と須川温泉が見渡せます。
 相変わらずガスが次々出ては飛んでの繰り返し。

20101012_秣岳途中の草原から須川温泉を望む

 再びスタートし、12時33分、秣岳山頂に到着です。
 栗駒山とは正反対に、誰もいない。途中で会った登山者もほんの数人程度。

20101012_秣岳山頂

 秣岳山頂から栗駒山を眺めます。
20101012_秣岳山頂から栗駒山

 須川湖方面が一番きれいな感じがする。
20101012_秣岳山頂から須川湖方面

 さらに、こっちのほうがきれいかな?
 栗駒山からよりも、秣岳からの景色のほうがきれいな気がするけど、秘密です・・・
20101012_秣岳山頂からの景色

 さて、下山します。下りは滑って、慎重にならざるを得ず、時間がかかりました。
 下山途中に秣岳を振り返ります。登りはそこそこ急な感じです。
20101012_秣岳山頂を振り返る

 足元にリンドウ?です。これから咲くのか?もう終わりなのか?
20101012_エゾリンドウか?


 13時30分、ようやく登山口に到着。
20101012_秣岳登山口

 ここからは駐車場まで国道歩き。
 途中にある須川湖に立ち寄り、小休憩。
 ここからの景色が結構いい感じですね。
20101012_須川湖からの景色

 栗駒山荘前はすごい人気です。今年も春とお盆に来ましたが、今日はこの混雑を見てパスしました。ここの温泉が素晴らしいんですがねぇ。個人的にはベスト3に入りますね。

20101012_栗駒山荘混雑

 今日の温泉はこっち。料金が少し高いかな。でも温泉は最高。源泉は同じだから
問題なし。風呂は・・・とにかく広い。100人くらい入れそうだ。でも、外から少し見えてるんじゃない?気のせいか?

20101012_須川温泉露天風呂

 最後はコース案内図。宮城県側にいろいろコースがあるのは知らなかった。
 そもそも、栗駒山が宮城県と岩手県だったとは・・・秋田県だと思っていた。

20101012_栗駒登山コース

 さて、帰り途中でもう一度立ち寄りました。今朝も昨日もタンクにたっぷり汲んだのですが、水筒にもう一回補給しました。
 最高においしいんですよね。今年もこれで最後でしょう。また、来年沢山汲みに来ますよ。
20101012_栗駒仙人水