秋田駒ヶ岳(1637.4m)から乳頭山(1477.5m)その2--2011年7月16日-- ― 2011-07-19 20時18分
13:03 焼森山 出発
13:39 湯森山
14:01 熊見平
14:47 笊森山
15:39 乳頭山 山頂
15:48 乳頭山 出発
16:31 一本松温泉跡地
16:53 黒湯
17:11 乳頭温泉バス停
焼森山で昼食をとりながら、天気もよさそうだし、時間も何とかなりそうなので、乳頭まで縦走することを決定。ただし、時間の余裕がほとんどないので、かなり急ぎペースで進む。
まずは湯森山を目指す。ところどころ歩きにくい登山道は相変わらず。
道中も様々な花が咲き、飽きることがない。
エゾツツジ
ミヤマハンショウヅル
ヨツバシオガマは至る所に咲いている。
湯森山を過ぎると、いよいよ未体験ゾーンへ。笹森山への分岐は昨年歩いている。この分岐をやり過ごして笊森山を目指す。
焼森山までは大勢いた登山者も、こちらまではほとんど入らないと思われる。
さっきまでの賑やかさはまるで嘘のように静かな山歩きを堪能できる。
この後下山するまで誰一人会うこともなく、遠くに人影すら見かけることはなかった。
30分ほどで熊見平に到着するが、この近辺からが素晴らしい草原地帯となる。
木道が敷かれ、ニッコウキスゲが咲き乱れていた。
足元を見ると、トキソウがひっそりと咲いていた。
もう少し余裕があればもっと見つけられたかもしれない。
一面の草原の中に突然現れる大きな岩。宿岩の看板がある。
いざという時の避難所にもなりそうだ。
宿岩を過ぎると、笊森山が近づいてくる。
やはり気持ちのいい道が続く。相変わらずニッコウキスゲが咲き誇っている。
湯森山から約70分で笊森山に到着。
後ろにはこれから向かう乳頭山が見える。
本当はゆっくりしたいところだったが、時間が厳しいので少しの休憩で出発。
ここまでの景色もこれからの景色も全部ひとり占めであった。ほんと最高。
時間があれば行きたかった千沼ヶ原を右手に見て、乳頭山へのコースを取る。
笊森山からの下りでも、ニッコウキスゲが斜面に咲き乱れている。
そのほかにも様々に花が見られて癒される。
途中、ミヤマリンドウを見つけた。
この青色が何ともきれいで引き込まれそうだ。
だいぶ乳頭山が近づいてきた。
乳頭山の山頂直下は急な崖となっていて、下からの眺めもなかなか。
今日最後の急登となったが、見た目ほどのつらさはなく、単調に登れば山頂はすぐであった。
山頂に到着した時には15時30分を過ぎてしまった。
山頂からの景色を楽しみながら、小休憩。乳頭温泉からの路線バスの出発時間が17時30分。あと2時間で下れるか、時間が気になり、せっかくの山頂を堪能できなくて
少々残念。
岩手山はよく見えていたが、山頂にはずっと雲がかっていて、全体をくっきりと見ることはできなかった。岩手山方面は雲が多くその姿全体を見ることができず残念であった。
さて、下りは慎重に、かつ、ややハイペースで。そのため、あまり写真も取れなかった。田代平山荘を回るコース取りもあったが、やはり時間が読めず、黒湯へ下る最短と思われるコースを選択。しかし、このコースは足場が悪く、苦労した。あわてたせいもあり、一度すってんころりんで尻が泥だらけになってしまい、がっかり。
このコース途中には一本松温泉跡地があり、ところどころでブクブクと温泉が湧いていて、このあたりから一帯で温泉の匂いが漂いだし、いよいよ黒湯が近いなと感じさせる。
一本松温泉跡地から20分程度で、ようやく黒湯温泉に到着。
少し進んで、橋を渡ると孫六温泉。
ここからはバス路線の道路まで砂利道の車道を進みます。20分くらい歩くとようやく道路にぶつかる。その真ん前にバスが止まっていた。17時11分。何とか17時30分発に間に合った。
バス停の斜め前には大釜温泉。
バスに乗り、出発までの時間、地図を見ながら今日歩いたコースを振り返る。
千沼ヶ原と田代平方面に行けなかったのだが、男女岳に使った時間がもったいなかったなぁと思った。男女岳に登るよりはこっちだったなぁ・・・またこの次の課題だ。
さて、帰りはアルパこまくさで温泉に入り帰宅。
露天からは田沢湖を見下ろす絶好のロケーション。コマクサの盛期はちょっと外したようだし、チングルマの満開にも間に合わなかったが、乳頭までの縦走を楽しめ、十分に満足の一日となった。
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