姥湯から東大巓へ周回--2023年7月2日--2023-07-03 22時01分


 6:10          兵子登山口
 8:25-8:56    兵子
 9:20          ニセ烏帽子
 9:51          烏帽子山
10:38          昭元山
11:24-11:32   大倉新道分岐
11:50         東大巓
12:38-13:01   昼食
13:19-13:24   明月荘
13:35-13:40   金名水
15:37-15:46   薬師森
16:18         姥湯登山口
16:25         兵子登山口




ログです


20230702_東大巓_log


 吾妻連峰と言っても、まだほとんどが歩いたことがない区間。
 せっかく地元の山なんだから、もっといろいろと知りたいと思い、昨年は、
滑川温泉から、明月荘を目指したが、なかなか厳しい登山道に敗退。
  
 そんな中、姥湯からのルートは、滑川からのルートに比べて、だいぶ歩きやすい
ことが分かったのと、東大巓あたりに行ってみたいと前から思っていたこともあり、
姥湯から、東大巓を回り、周回するコースに挑戦することにした。

 何より姥湯に来るまでの運転が一番の難題かもしれない。
 全面舗装だが、対向車が来たらどうしようと、あの狭い道では、ドキドキして
まいっちゃう。さすがに早朝は対向車もないが、帰りは、誰も来ませんようにと
祈りながらの運転。でも今日は、2台も行き会っちゃった。どうにかすれ違える
場所でラッキーでしたが。まあ、これは本題とはあまり関係ないですね。


 ここから出発。
 見た目は怖そうですが、登ってみるとたいしたことはなかった。


20230702_東大巓_001


 早速急登です。


20230702_東大巓_002


 見晴らしが利くところまで登ると、月山が雲海に浮かぶ。


20230702_東大巓_003


 ゴゼンタチバナ、マイヅルソウが多い。
 ユキザサも結構見られた。


20230702_東大巓_004


 途中大日岳の山頂があったはずだが、気づかないうちに通過してしまった。
 そして、兵子(ひょっこ)到着。


20230702_東大巓_005


 ここからの眺めは素晴らしい。
 コーヒーで休憩しようと、お湯を沸かしていると、何か鳴き声がする?
 犬か?いや、なんか違うけど、何か毛がふさふさしたのが岩陰に見えた。

 そのうち、数m先に、、大きな猿が登場。ここの住人だろうか。
 怒っている様子でもなく、こちらを眺めているので、ここで休憩させてね、という
つもりで見つめ返す。すると、わかってくれたのか、立ち去っていった。

 猿の家族で朝の散歩だったのか、子供らしきサルたちは、下の岩の上で日向
ぼっこしている。こちらを振り向いた1頭。そのあと、下の林へと消えていった。


20230702_東大巓_006


 あっちが、これから進む方向かな?
 なんだかまだピンときていない。


20230702_東大巓_007


 東吾妻方向を眺めて、朝のコーヒータイム。
 すっかり晴れ上がり、最高だ!
 ここで、しばらくのんびりして、帰るのもありだな。
 静かだし、景色最高でここはお勧め。猿にも会えるかも。


20230702_東大巓_008


 さて、今日はここからが正念場。
 西吾妻~家形山の縦走路を西へ進め。
 ニセ烏帽子、烏帽子へと向かいます。
 烏帽子山頂からの眺め。この辺りまでは、まあ、いいほうでした。


20230702_東大巓_009


 向こうには、谷地平が見える。しばらく行ってないなぁ。


20230702_東大巓_010


 この先も岩場では、コケモモもたくさん咲いていました。


20230702_東大巓_011


 続いて、昭元山を目指す。
 ここからの下りが歩きにくい。岩がゴロゴロ。
 そして昭元山の通過が、とにかく歩きにくくて、疲れる。

 コースタイムで行けると思っているほど甘くなかった。
 自然度が高いと言えば、それまでなんでしょうが。

 今見ると、右上の雪が残る部分が、明月荘の手前あたりなのかな?


20230702_東大巓_012


 谷地平へと続く、大倉新道との分岐まで出ると、ようやく、開放的な登山道になり、さっきまでの歩きにくさから解放される。

 ここで、今日初めての登山者とスライド。
 ソロ男性は谷地平方面へ歩いて行かれた。あっちも大変そうなコースだね。

 さて、この先は、素晴らしい景色が広がります。
 左右には、チングルマの大群落。
 少しピークは過ぎてしまいましたが、なかなかの見ごたえです。


20230702_東大巓_013


 歩いてきたほうを振り返ります。
 苦労した分、このあたりでの喜びは格別。今日は天気も味方してくれている。
 ここまで頑張って歩いたご褒美ですね。


20230702_東大巓_014


 東大巓は立ち寄ってみただけ。特に何も・・・


20230702_東大巓_015


 今日のハイライトはこれからでしょう。
 木道が延びる広い湿原。


20230702_東大巓_016


 こういう雰囲気、いいですね。
 この辺りで、デコ平から来たというソロ男性、その先で2名ペアとスライド。
 ほんと人が少ない。


20230702_東大巓_017


 明月湖との分岐で12:00。やっぱり、予想よりも時間がかかってしまった。
 帰りも3時間は必要だろうから、姥湯温泉に間に合うにはギリギリ。
 時間があれば、弥兵衛平も・・・なんて欲張りは、とっても無理だった。

 温泉に間に合うかは、行ってみないとわからないので、せっかくなので、もう少し、
この周辺を満喫することに方針変更。

 では、明星湖へ行ってみよう。
 所々に池塘が見られ、どこまでも木道が延びていて、果てしない。
 途中2名ペアとスライド。これが本日最後の登山者とのスライドでした。

 ほんとに広い湿原で、トレランの人なら走り出したくなるでしょう。
 それとも、大の字に寝転んで空を眺めるのも気持ちよさそうだ。
 適当に場所を見つけて、食事休憩。
 今日は暑いだろうということで、昨日用意しておいた冷やし中華。


20230702_東大巓_018


 この景色を眺めて、いただきます。


20230702_東大巓_019


 木道の上を拝借中ですが、誰も来ません。
 誰も来る気配もありません。貸し切りですな。


20230702_東大巓_020


 しかし、どこまであるのかというほど広い。
 ここいいなぁ。お勧めですね。


20230702_東大巓_021


 ぽつぽつと、ヒメシャクナゲが咲いてました。


20230702_東大巓_022


20230702_東大巓_023


 ピントが合わなくて、撮影が難しい。


20230702_東大巓_024


 ここものんびりしたい場所ですが、段々時間が押している。
 去りがたいが、戻ります。

 昨年、到達できなかった、明月荘。
 誰もいませんでした。


20230702_東大巓_025


 さあ、帰りもまだまだ長い。
 少し急ぎつつ帰りましょう。
 階段脇に、アオノツガザクラ。ここでだけ見ましたね。


20230702_東大巓_026


 金名水の水場近く。まだ雪が残っている。
 昨年はここまで来て、戻ったんですね。
 その時は一面雪で埋もれてたなぁ。


20230702_東大巓_027


 そして、金名水。
 ここで、帰りの水調達。ペットボトル1本補給していきます。
 冷たくてうまい。


20230702_東大巓_028


 コバイケイソウとハクサンチドリ。


20230702_東大巓_029


 この先はなかなか過酷な道が続くのもあって、写真少なめ。
 モミジカラマツ。


20230702_東大巓_030


 沢も3度渡ります。
 水浴びポイントは多めで助かりますが、見た目より、難易度高めかな。

 この周辺、沢もあるが、道も歩きにくい区間が所々出てきて、要注意。
 斜面が崩れた場所で、やっぱり足場が悪く、すってんころりと。
 あ~、やっちゃった。そんな所もあるので、気を抜けない。


20230702_東大巓_031


 ようやく姥湯温泉が近くなると、朝登った尾根方面が見えてくる。
 兵子とかは、あの向こう側になるのかな?


20230702_東大巓_032


 ようやく、姥湯側の登山口に到着。
 やっぱり16時過ぎてしまった。
 姥湯温泉の受付は15時30分までなので、今回も残念。


20230702_東大巓_033


 当初は9時間くらいで行けるかと思ってましたが、甘くなかった。
 烏帽子から昭元山、そして、東大巓の手前あたりまでのコースがなかなか
手ごわい。

 この先、東大巓から人形石あたりまで繋げれば、西大巓までは踏破できた
ことになるな。そうすると、残りは家形山から兵子間のみだけど、ここがちょっと
難関っぽいなぁ。天気の良い日に狙ってみようか。

 せっかく姥湯まで来て、またしても温泉に入りそびれてしまって、大いに残念。
 次こそは、温泉に入ることを果たしたいなぁ。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://wind-repo.asablo.jp/blog/2023/07/03/9599207/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。