月山 灼熱の下界とは別世界--2022年7月31日-- ― 2022-08-01 23時38分
6:18 姥沢駐車場出発
8:05 牛首
9:00 山頂
9:49-10:25 休憩
10:39 山頂
11:17 牛首
11:38 金姥
12:08-12:20 姥ヶ岳
13:12 姥沢駐車場着
この週末は、どこも猛暑予報。
涼しい場所はどこだろう?と考えて、今年はまだ登っていなかった月山へ。
まだリフト運行前なので、旧姥沢小屋跡地付近から歩きます。
以前は、雄宝清水とかGassan水の看板が出ていたけど、今はなくなったのかな。
この辺りで冷たい水を水筒に満たしていきます。
山頂はガスがかかっていますねぇ。
樹林帯を抜けると、月山らしい風景が広がる。
空は青空、これから暑さとの戦いか・・・などと思っていた。
さらに進んで、リフト上駅からの道と合流するあたりからは、山頂もしっかり
とらえられる。それにしてもなかなか晴れないなぁ。
牛首付近から振り返ると、素晴らしい景色。朝日連峰も全部見え。
吾妻連峰と磐梯山もくっきり。磐梯山は真ん中の奥のトンガリ。
歩いてきたコースを振り返る。この感じが月山ですね。
リフト運行前なので、登山者もまばら。
鍛冶月光の坂の途中から姥ヶ岳方面を眺める。これも素晴らしい。
この辺りが一番しんどいところだが、意外に風が強く吹いていて、暑さからは
解放されていた。そしてこの景色に元気をもらって、登ります。
雲の流れが速い。
上空を見上げると、みるみる雲が流れていく。さあ、あと少し。
途中でスライドしたソロ男性には、今から登る人がうらやましい!と言われた。
早出の方たちは、ガスで全然だめだったとのこと。
なんとラッキーか!ジャストのタイミングで山頂に来たようだ。
そして、月山神社の後ろには、鳥海山がきれいに浮かんでいる。
これだけクリアな山頂も久しぶりだ。
そして、さすが月山。花はどこにも咲いている。
ハクサンシャジン。
まだまだハクサンイチゲも。
ウサギギクとミヤマウスユキソウ。
そして、女王様も見つけた。咲いているのを確認したのは初めて。
昨年葉っぱを見つけていたところとは別の場所だが、こんなに群生していたとは。
これからすっきり晴れ渡るのかと思ったら、ガスがどんどんと流れてきて、
もう周りの景色は見通せなくなってしまった。
さっきがベストのタイミングで、あれが最後だったようだ。
いつもなら、大雪城方面へ向かうのだが、今日は初めてのコースを少し偵察して
みよう。、
誰もいないと予想したのですが、のんびり休憩中のソロ男性と、大荷物で
下っていく、2名組とスライド。このまま肘折温泉までの縦走だろうか?
ここにも色々と花が咲き、目を楽しませてくれる。
まだまだチングルマもあちこちに咲いている。
アオノツガザクラはまだまだこれから。
意外に急な下りで、どんどん下ると登り返しが大変なので、この辺りで引き返して、
適当に腰を下ろして休憩。
ガスで景色はさっぱりなんですが、おかげで暑さとは無縁。
これはこれでありがたい。
右手には、まだまだ大量の雪渓が残り、これが大雪城とつながっているのかな?
再び山頂に戻ったら、まずは牛首へと下山。
この時間、リフトも稼働したこともあり、山頂を目指す登山者が次々とやってくる。
中には大勢の団体もいて、スムーズにスライドするのも難しい。
鍛冶月光の坂は、月山でも一番急なところでもあるので、時々渋滞も発生し、
一苦労。そんなこともあり、この辺りは写真もほとんどなし。
牛首まで来ても、ガスですっかり覆われて、このまま帰ろうかとも頭をよぎるが、
思い直して、姥ヶ岳へ向かいます。
ガスの中でも花を見ながら歩けるのが、さすが月山。
イワイチョウも道中いたる所にあります。
ヒナザクラ。群生する場所は今日は見逃したかな。
ウサギギクがかわいらしい。
ミヤマホツツジは終盤。
姥ヶ岳山頂付近もお花畑。
もう、ウメバチソウが咲きだしていた。
まだ夏と思っているのに、秋は確実にやってきているんだねぇ。
タテヤマウツボグサ。
姥ヶ岳付近はキンコウカがものすごい。
ミヤマリンドウもあちこちにたくさん見かけたな。
一面、黄色に染まるキンコウカの草原。
ガスが一面を覆い、少し神秘的かな?
何度も来ている姥ヶ岳でも、キンコウカの咲いている時期は初めて。
リフト上駅を目前に、月山方面を振り返る。
やっぱりガスで覆われて、回復しそうにない。
しかしいいタイミングで登れたものだ。これは日ごろの賜物か?
駐車場に戻り、下界へ向かう。今日は道の駅をめぐりながら下道で帰ろう。
道の駅にしかわは今日はスルー。その先の、おおえ、あさひまち、白鷹ヤナ公園、
川のみなと長井と立ち寄り、米沢、ふくしまもスルー。
下界は予報通り、どこも35℃前後の暑さと、さっきまでの月山とは別世界。
テルメ伯領(\350-)の温泉で汗を流してさっぱりのつもりも、表に出ると、
この暑さですぐに汗だく。道の駅おおえでは、冷やしラーメンとソフトクリームで
おなかを満たして、帰宅の途へ。
近年は山開き前に登るのが恒例だったけど、この時期も素晴らしい。
登山者が多すぎるのが難点ではあるが、時間とコースを少し変えてみると、
静かな歩きも楽しめるし、やはり、さすが月山ですね。
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