薬師岳(1218m)と薬師平まで、和賀岳は遠かった--2021年7月18日-- ― 2021-07-19 20時27分
5:13 甘露水登山口
6:15 滝倉
7:18 倉方
8:05- 8:28 朝食
9:03 薬師平
9:33 薬師岳
10:49-11:28 滝倉
12:05 甘露水登山口
中学・高校時代は友人たちとよく釣りに出かけた真木渓谷。
この奥に薬師岳登山口があり、和賀岳へとつながっていることは登山を
始めてから知ることとなった。
真木真昼県立自然公園のポスターには、ニッコウキスゲが一面に咲く
薬師岳の写真が使われていて、いつか行きたいと思っていた。
今年もそのピークが訪れ、すでに終盤とのこと。
次の連休では間に合わないだろうから、きつい日程だが、出かけることにした。
23時前に福島を出発し、東北中央道とR13経由で北上。
途中道の駅おがちで1時間程度仮眠。
4時30分前には駐車場まで到着。十分早いと思っていたが、小屋前の駐車場は
すでにいっぱい。こんなに人気あったのか?少し下に戻って駐車。
小屋の中はきれいで、六畳くらいの広さはあるでしょうか、トイレもあります。
駐車場を突っ切って、甘露水登山口へは1km程度の林道歩き。
最初からなかなかの急登。
途中、大きな倒木もあちこちにあります。自然感が大きいです。
ここは右から回り込むのが正解でしたが、見落として、リュックを下ろして
倒木の下を通過。
稜線に出るまでは、ずっと樹林帯で風も入らず蒸し暑い。
滝倉(たつくら)の水場で生き返ります。氷水のような冷たさで、水浴びして
多少復活。
沢の近くは少し風もあって、幾分涼しい。
この先もまだまだ続きます。
倉片までくると、いいよ稜線も近づく。
この辺りも風が入り涼しい。
樹林帯を抜けると、草むらのような登山道が続きます。
ハクサンシャジンも咲きだしてました。
やっと山頂が見えました。左手が薬師岳。
ハクサンフウロもあちこちで咲いています。
ヨツバヒヨドリ。これからピンクに色づくのかな。
ここまでのコースを振り返ります。
なかなかきつかった。寝不足に加え、この暑さもありかなりダメージ大。
あと少しに見えて、なかなか届かない。
草むらを登り上げて、目の前が開けると、
ようやく、薬師岳への道が見えました。
そして、本当の目的地だった、和賀岳が一番奥に。
なんとまだ、あんなにあるんですね!
鳥海山もバッチリ見えて、最高。
笙ヶ岳のニッコウキスゲにしようか迷った結果、本日はこちらでした。
この標柱の上が山頂(1218m)。
最初よくわからず、通過してしまい、帰りに立ち寄った。
ヤマルリトラノオかな?
クガイソウとの見分けがよくわからないが、色が違うよなぁ。
山頂は通過しちゃって、薬師平を目指します。
ここからずっと草原です。ここまでもか・・・
登山道がまっすぐ続いてるのがしっかり見えますね?いや、見えますか?
ここをまっすぐ行くんです。
向こうは和賀岳。時間的には十分戻ってこれますが、下山後に福島まで運転を
考えると、今日の疲労度からして無理と判断して、ここで断念。
本日の到達点は薬師平まで。
その先の小杉山までは大丈夫そうですが、きっとそこまで行くと、ついでに
和賀岳まで行っちゃいそうで、自粛。何しろ、足の指というか足裏がつったり、
お尻のあたりもつりかけたりと、もうヘロヘロ。今日の判断は正解でした。
薬師岳目指して戻ります。
ニッコウキスゲ、イブキトラノオ、クガイソウ、タカネアオヤギソウが咲いてます。
1週早ければ、一面黄色だったんでしょう。
この辺りが、ポスターの撮影場所かな。
ここもすっかり黄色はなくなっちゃいました。でもいい眺めです!
イブキトラノオはたくさん咲いてます。
クガイソウもいっぱいです。
タテヤマウツボグサ。
本当は山頂でお昼の予定でしたが、とても食べる気にならず、結局下山後に
小屋で頂くこととなりました。今日はただ重いだけのお荷物となってしまった。
快晴なのはいいんですが、連日の暑さでもう大変。
途中、滝倉の水場でまたまた生き返ります。
ここではすっかり根っこが生えてしまって、千葉からのソロ男性と話し込む。
夏休み中で、昨日は神室に1泊し、今日は和賀、明日は白神で、その後には
磐梯山に、さらに西吾妻を回る予定とのこと。すごい。
どうやら前日の7/17は、登山者が熱中症で倒れて、ヘリで搬送されたらしい。
この暑さは本当に異常です。
朝は蒸し暑かった樹林帯も、下りでは直射日光を遮ってくれるので助かります。
ブナの葉っぱを見上げれば緑いっぱい。いいですね。
途中で、ひやりとしたけど、何とか無事下山。
ここが甘露水登山口。
駐車場まで林道を戻り、誰もいない小屋の中で昼食をいただく。
小屋の中には、昔から変わらぬマップが貼ってました。
これ、だいぶ前から持ってるんだけど、未だに変わりないようだなぁ。
車までも、その先も登山者の車でいっぱいにあふれかえってました。
岡山や、松本ナンバーまでいるよ。わざわざ本場からここに来るかねぇ?
でもここの林道ではすれ違いたくないねぇ。
さて、時間もまだ余裕があるので、久しぶりに近くの温泉へ行って汗を流します。
奥羽山荘(サウナあり、\500-)はいつ以来だろうか。久しぶりだ。
サウナには入りませんが、水風呂があるのがポイント。
疲れをとるにはアイシングが一番。野球の投手と同じです。
効果絶大、今も筋肉痛はそれほどでもない。
おかげで、帰りの運転もすっきりさっぱりで帰ってこれた。
ETC割引が使えないのは痛いが、帰りはしめて\1,870-とリーズナブルでしょう。
往復で、約560km。さすがに疲れるぅ~~。
最近のコメント