今年の初登りは水引入道(1656m)--2020年1月13日--2020-01-13 19時24分


 8:15        白石スキー場駐車場
 8:36        登山口
11:58        大日向
12:14        山頂
12:29        大日向
12:38-13:15 昼食
14:49        登山口
15:25        白石スキー場駐車場


 令和2年。今年の初登りは水引入道へ。
 今年はどこも雪が少なくて、生活するには便利でいいのですが、スキー場などは
大変ですね。白石スキー場も営業はしているけど、まだまだ十分な雪とは
言えないようです。


 地図はこちら

 水引入道の名前はなし。1656mの標高しか表示ありません。

 長丁場となるので、自宅を6時に出発、到着は7時15分。
 このエリア、福島からはアクセスがいいです。


 白石スキー場の駐車場で準備していると、どんどんガスってくる。
 果たしてこれでどこまで行けるのか?
 これ、ダメじゃん? と、思いつつも、途中まででも行ってみるか・・・・
ということで出発。
 写真はスキー場の駐車場とセンターハウス方面を撮影したもの。
 全然見えない。


20200113_水引入道-001


 登山口までの林道歩きがなかなか長い。
 ここから左折して、ようやく登山道。

 ジムニーは走行に支障がないようで、出発前に2台通過していきました。
 普通車では厳しいかな・・・はまった時が怖いですね。


20200113_水引入道-002


 基本は夏道通りで進みます。
 でも、ピンクテープも少なく、どこが夏道かよくわからない。
 ありがたいことに、前日あたりのトレースがあり、これを追わせていただく。

 つぼ足でもかなり歩けそうでしたが、途中からスノーシューを装着。
 この後は終日スノーシューのままでした。


20200113_水引入道-003


 前半はゆるゆるですが、後半はなかなかきつい。
 少し登っては休むを繰り返し、ようやく大日向へ到着。

 大日向手前のトラバース区間が、木の枝や、アップダウンで体力を奪われます。
 夏場に沢を渡るところと、ロープがつけられた急な場所があるあたりだと思う。
 雪がフカフカでスノーシューがグリップせず、仕方なく、這って登った。


 一方景色はというと、相変わらずのガスで、周りが見えません・・・
 山頂はすぐのはず、と確信し、ザックをデポして向かう。


20200113_水引入道-004


 周りは雪と岩の世界で、太陽もないからすっかりモノクロの世界。
 いやぁ~、せっかく来たのに、これじゃぁねぇ。


20200113_水引入道-005


 しかも、記憶も全くあてにならず、山頂はもっとずっと上じゃん。

 ここまで来たからには、もう根性で山頂まで行くぞ。
 体力消費も激しいのに、ここは意地だけで頑張ります。


20200113_水引入道-006


 で、ようやく山頂。
 やっぱり周りは何も見えず、疲れもピーク。屏風を見に行くのもやめましょう。
 仕方ないので、すぐに戻ります。


20200113_水引入道-007


 下っていると、雲の流れが速い。
 あれ? 振り返ると、少しずつ青空が。さっきと全然違う。


20200113_水引入道-008


 下のほうは、雲がダイナミック。


20200113_水引入道-009


 おっ、一瞬だけど青空。
 ちょっとだけでも見られてよかった。


20200113_水引入道-010


 ずっと雲に覆われていた、不忘山も顔を出し始めた。
 この後、グングン回復してきたこともあり、昼食休憩。

 不忘山も、もっとくっきり見えていたのに・・・食事後に撮影しようと思っていたら
あらまぁ、またガスにまかれてしまったよ。

 タイミングは逃しちゃぁいけませんね。


20200113_水引入道-011


 風も穏やかなので、休憩もゆっくり出来てよかった。
 景色は少し残念でしたが、また次回。

 帰りは自分のトレースを追って戻るだけで、楽チン。


20200113_水引入道-012


 下りは予想以上に早くてびっくり。
 やっぱり雪の下りは早いな。

 最後は林道歩き。ところがここで失敗。どこで失くしたのか、ポールの
スノーバスケットが片方ないことに気が付いた。もうだいぶ歩いているのだが、
仕方なく、戻って探すが見つからず。登山口で見たときは確かについていたはず
なのだが、もう疲れもあり、断念とした。

 昨年調達したポール、西吾妻山でも気が付くとスノーバスケットが落ちていて
注意してはいたのですが、やっぱり、安物はダメなのかなぁ。



今年初の安達太良山--2020年1月19日--2020-01-19 20時17分


 8:47         レストハウス前
 9:40         勢至平
10:25         くろがね小屋
11:14         峰の辻
12:00         山頂
12:52-13:28  薬師岳
14:08         レストハウス前


 今年初の安達太良。
 予報では天気がよさそうということで、来てみた。

 駐車場で準備中にも次々車がやってくる。人出も多そうだ。
 出発時、空は青空。これはいい。


20200119安達太良002


 まずは旧道へ。
 大勢のトレースで、道がしっかりついてます。

 たいていは、薬師岳へ向かうようで、こちらではほとんど誰にも会わず。
 今日は反時計回りで周回予定。


20200119安達太良003


 どういうわけか、くろがね小屋が見えるころには、なんだか怪しい天気。
 時々突風も吹いてくる。


20200119安達太良004


 この先、風をもろに受けることになりそうなので、軽くおにぎりを食べ、今日の
秘密兵器を装着してみる。
 この時、ようやく1名、お姉さんが追い越していかれた。

 果たして、これ使えるのか、使い物にならないのか、ようやく実践できる。


20200119安達太良001


 くろがね小屋を過ぎてから峰の辻までの間は、どんどん天候悪化。
 おまけに斜度も急となり、凍っている可能性もあるので、途中でスノーシューに
チェンジ。スライドする登山者はいるものの、後続の登山者は皆無。
 こんな中、一人旅で峰の辻まで向かう。


20200119安達太良005


 いや~、あの天気はどこ行った?てな感じ。
 それでも気温は低くないので、なんてことはなかった。本当にこの値で合ってる?


20200119安達太良006


 峰の辻から先はすっかりホワイトアウトと言ってもいい状態だったかもしれない。
 初めての山なら心配になるところですが、勝手知ったる安達太良。
 牛の背目指して進みます。それにしても強風だ。氷の粒が飛んできて、顔が痛い。

 時々は体を持っていかれるほどで、リュックが重しになって、どうにか耐えられた。
 稜線に乗ってしまえばあとはすぐ。
 それにしても、あまりの強風に、沼の平を見るどころではなかった。
 でも、時々日も差すようになって、回復してきたか?


20200119安達太良007


 上空は晴れているようで、太陽が見える。
 その下にようやっと安達太良が見えた。間違いないとわかっていても
これが見えて少し安心した。


20200119安達太良008


 スノーシューのままで山頂へ。
 ちょうどこの時は誰もおらず、貸し切り。
 この頃からようやく少し晴れ間が出るようになった。


20200119安達太良009


 強風の下ではゆっくり休んでいる場合でもないので、もったいないが、速攻で
下りにかかります。反時計回りの周回で、薬師岳へ向かう。

 山頂への道を振り返る。今は天気もだいぶいい感じ。


20200119安達太良010


 ようやく青空が出て、どうにか景色を楽しむことができたな。
 ずっとこんな天気が続くはずだったのになぁ・・・


20200119安達太良011


 こちらのコースもトレースというか、完全に道路状態の道がずっと続く。
 夏道と変わりないようなもんですね。


20200119安達太良012


 薬師岳まで降りてきて、ようやく昼食とする。
 今日は本当の空には遠かったかな。


20200119安達太良013


 昼食も早めに済ませて、あとはスキー場めがけて一目散に下って、予想より早く
14時ちょいには下山完了。

 最後は奥岳の湯(\650-、JAF会員証で\600-)で汗を流して帰宅。
 今日はスパイクを試してみたが、効果の実感はなし。雪が柔らかで、特に何も
なくても問題なかった。長靴でもいいくらいだったかも。

 ほかの登山者の足元を見てみると大多数がアイゼン。スノーシュー、ワカンは、
ザックにつけているものの、装着はほどんどいなかった。
 今日の雪は、スノーシューでぴったりだったと思う。

 それにしても今日は残念。晴れた日に再訪しよう。