花と水の焼石岳(1547.7m) 登山編--2016年6月11日-- ― 2016-06-12 22時30分
6:53 登山口
9:06 焼石沼
9:42- 9:47 焼石神社分岐
10:30-11:15 山頂
12:55 焼石沼
13:30 七合目
15:46 登山口
前から行きたかった焼石岳。ようやく出かけることとした。
中沼からがメジャーのようだが、混雑が予想されたので、秋田県側の東成瀬村の
登山口からのコースを選択。
天気もいいし、花も今がベストそうなので、前日車中泊で出発。
旧雄勝町の道の駅こまちで車中泊し、東成瀬を目指す。
初めての林道はいつも不安で、本当にこれでいいの?とか、間違いなく到着
するのか?と心配ばかり。
無事駐車場に到着すると、車は一杯。少し戻って1台駐車中の場所に止める。
その後も次々と車が来て、あっという間に埋まってしまった。
タイミングが良くてよかった。
今年は鹿角で熊の被害が4件もあり、駐車場で、地元の竹の子取りの方たちと
軽く雑談してから出発。
途中までは緩くアップダウンを繰り返し、さほどきつくもない道が続く。
左右に笹竹が茂り、サイレン音やラジオの音が聞こえてくるのは、竹の子取りの
方々だろう。
道中、少しご一緒した横手からのおじさん達に竹の子の取り方を教えていただき、
ちょっとだけ竹の子もゲットしながら進む。
意外にこれが面白くて・・・山頂に行くなら、あとは帰りにした方がいいよ、との
アドバイスもあり、この後は先を急ぐ。
途中3回?ほど川を渡るが、とにかく水・川が多い。
2時間程度で水場に到着。天気が良く、動くと暑いので、ここまでペットボトル1本
消費で、空のボトルに満杯に詰め込んだ。
帰りに気が付くと、水桶を用意してくれていたのに、何を見ていたのか???
沢から直接ペットボトルに取水してがぶ飲み・・・・今のところ体調に問題はないので
まあ、大丈夫だろう。あとで調べると、ここが長命水のようだ。
すぐ先には焼石沼への分岐。
ここで、向かってやや右手に焼石岳の全貌と山頂が見えてくる。
まだ、こんなに高度差があるの?と精神的にダメージを受ける・・・
花は勿論だが、水も豊富だなと実感。
ここから先の登山道は水没中だ。
まあ、何とか靴の中までは濡らさずに通過できる。
長靴登山者が多いのもこんな理由からなのか?
そんな水源は雪が多いからだろう。
進んで行くと雪渓が左手に見える、が、山肌が崩れてきていて何とも危険そう。
登山道は右側にしっかり出ており、ここを歩く必要はないので問題はない。
その先は少しいやらしいザレ場。
ここに来てからのザレ場は足にこたえる。
ようやく、焼石神社への分岐までくると一息つける。
適度の風が吹いていて、体をクールダウンできる。
この先はあの岩場を越える。なかなか長いな・・・
やや歩きにくい岩場を通過し、あとは最後の登りを残すのみ。
あとは時間の問題だが、なかなか厳しかった。
ようやく山頂到着。約3時間30分くらい。途中寄り道もあったのだが、まあ
コースタイムより少し遅れる程度で済んだから、まずまず。
南東方向?にはこれから下る泉水沼が見える。
山頂にも大勢の登山者がいるし、見下ろした先にもたくさんの登山者。
歩いてきた方を振り返り、遠くに鳥海山。右は南本内岳・・・と思う。
帰りは周回して、あの雪渓あたりを左側に向かって戻ることになる。
山頂は全方位見渡せて素晴らしい。鳥海山と栗駒山はわかるが、残念ながら
他の山はよくわからなかった。早池峰や岩手山あたりまでも見えるらしいのだが。
景色を楽しみながら昼食休憩。
焼石といえばよく見るアングルに近い感じだろうか。
姥石平を通過して東成瀬へと戻るコース上で撮影。
それにしても、ハクサンイチゲの多さには驚く。
他にもチングルマやヒナザクラ、ぎりぎりユキワリコザクラにも会えた。
ミヤマシオガマのピンクも目立つ。
やっぱりすごい。登山者もあちこちで写真撮影に夢中。
ムラサキヤシオと、たぶん東焼石岳。
今日は終日穏やかな天気で、どっちを向いても感動する景色に出会える。
余力があれば、南本内岳へも行きたかったが、厳しそうなので見送り。
前に不忘山でご一緒した方に、南本内が素晴らしいとは聞いていたので、
行ってみたいところだが、次回です。
焼石沼まで下って、もう一度山頂方面を眺める。
イワナだと思うが、岸に近づくとスーッと逃げていった。
この辺でのんびり過ごすのも悪くなさそうな雰囲気だ。
帰りは、竹の子探しを再開。
ちょっと食べるくらいは収穫できてよかった。
それにしてもちょっと夢中になりすぎて・・・・帰りは大分時間オーバー。
コースタイムを1時間30分以上は過ぎていたようだ。
最後は、ジュネス栗駒スキー場にある、ホテルブランのやまゆり温泉\400-へ。
源泉かけ流しで、アルカリ泉質。日本でも少し珍しい部類らしい。
それにしてもやっぱり素晴らしい。
この後も違う花が咲き誇り、お花畑が広がるとのことらしいので、ぜひ、
再訪したいものだ。
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