滑川温泉から明月荘まで届かず--2022年6月26日--2022-06-26 22時53分

 5:27          駐車地点到着
 5:52          出発
 7:05          大滝展望台
 9:35          姥湯分岐
 9:56          潜り滝
11:31-12:22   金名水
13:43          姥湯分岐 
14:30-14:44   薬師森
15:14          姥湯登山口
16:07          駐車地点着


 一切経山や東吾妻は手軽だが、それ以外の吾妻連峰の山々はなかなか
馴染みがない。天元台からも西吾妻へは歩いているが、東大巓方面は途中までと
なっていた。ゴンドラ・リフトは魅力だが、手ごろな値段とは言えないよね。

 道路事情が不安で、今まで乗り気がしていなかったのだが、距離的にも近い
ので、今回思い切って出かけてみた。計画では、滑川温泉から登って、明月荘まで
あわよくば、弥平平湿原や藤十郎まで・・・など妄想は膨らむのだが・・・

 準備をしていると、沢登りのソロ男性1名がやってきた。
 少しお話をして、出発するが、登山口が分からず右往左往。滑川温泉の脇から
行けると思っていたが、立ち入り禁止のロープが張られている。

 温泉の方に尋ねると、つり橋を最近修理?したらしいが、まだ点検が終わって
ないので使用できないとのこと。川を渡った先に赤布があるのでそれを目印に行く
ことを教えていただく。ところが、渡渉ルートがうまく取れずに四苦八苦。
 なんとか無事に川を渡って、ようやくスタートできた。


 そんなこんなで、ようやく大滝展望所に到着。ここまでは整備された道が快適です。


20220626吾妻001


 この先がようやく本格的な登山道。
 しっかりしている道ですが、あんまり歩く人もいないのかなぁ。
 倒木や、崖崩れなど、気を抜けない場所も時々出てきます。


20220626吾妻002


 急なところはないが、途中から、だいぶ笹が伸びてきていて、左手で掻き分け
ながら進む場面が多くなり、かなり疲れた。道ははっきりしている場所がほとんど
だが、一度、倒木のせいもあって、完全にロスト。どうにか復帰できたが、ルート
ファインディングもしっかりできないとダメだなと痛感。

 その他、沢を越える回数も多く、意外に疲労が蓄積される。
 帰りのことを考えると、どこで引き返そうかと、ずっと想像しながら進んでいた。

 時々、整備された道も。


20220626吾妻003


 藪漕ぎに疲れて、あまり写真を撮る余裕もなかった。
 コバイケイソウはここだけで見たな。


20220626吾妻004


 後半はさらに藪状態がひどくなり、かなり疲れてようやく、姥湯との分岐に到着。
 ここから先は、コース状況は一変。歩きやすい道で助かります。
 とはいえ、ここからは、ずっと上りが続き、しんどいです。


20220626吾妻005


 この先登りが続く中、少し開けた場所で、本日初のスライド。
 昨日明月荘に宿泊したというご夫婦かな。昨晩は貸し切りだったとのこと。
 今日はこのまま誰にも会わないかなと思っていたので、少々驚きました。
 でもこれが唯一の出会いで、あとは誰にも会わず。


 ようやく金名水に到着。時間的に明月荘まで行けても休んでいる暇はなさそう
なので、ここで大休憩とした。
 水はキンキンに冷えていて、うまい。
 コーラを冷やして、食後のご褒美です。


20220626吾妻006


 食事がすんだら少し偵察。
 金名水からわずかに進むと、雪渓がドンと出てきた。
 おそらく、ここを越えれば、明月荘は近いと思われる。
 う~ん、朝の30分が痛かったか。


20220626吾妻007


 雪渓の上から左手を眺めると、左から家形山、真ん中は一切経山だな。
 ずっと奥にちょこんと見えるのは、あの形からすると安達太良のようだ。


20220626吾妻008


 帰る方向を眺めます。金名水はこのすぐ先。
 イヤ~な雲が出てきたなぁ。


20220626吾妻009


 この木道前のベンチで休憩。誰も通る人もなく貸し切り。
 さて、帰りましょうか。


20220626吾妻010


 今年初、イワナシ。近くの花はもう落ちてしまっていたが、唯一これだけがまだ
残っていた。


20220626吾妻011


 大群生は見られなかったけど、アカモノも所々で見られた。もう終盤かな。


20220626吾妻012


 白いイメージしかないんですが、クリーム色っぽい、ユキザサ。


20220626吾妻013


 何とか天気はもつかなと思っていたが、さっきの雲を見ていやな予感がした通り
雨が降り出してしまった。上空は青空も見えているので、通り雨っぽいんだけど
少しだけ、強めの降りも。ザックカバーとジャケットで臨時処置しながら進みます。
樹林帯の中なので、いくらかはましでしょう。

 雨に濡れて、ギンリョウソウも光ってますね。


20220626吾妻014


 この雨で方針変更。あの薮を戻るとすると、全身びしょびしょ必至。
 しかも結構な時間もかかるので、姥湯分岐から、姥湯に降りて、あとは道路で
滑川に戻る作戦に変更だ。
 
 姥湯側のコースは整備もよくて、歩きやすい。やっぱりこっちで正解だったかな。


20220626吾妻015


 今日はどこもピークに寄ってないので、途中にある薬師森に立ち寄った。
 展望台というだけあって、眺めが素晴らしい。


20220626吾妻016


 真正面の雪が見える下あたりまで行ってきたことになるのかな?
 ここでも軽く休憩したら、姥湯に向かって下るのみ。


20220626吾妻017


 ようやく姥湯温泉に到着。
 振り返って、つり橋を渡った右手が登山口。


20220626吾妻018


 結構な台数の車が駐車してました。
 最後は滑川温泉まで、4kmの歩きです。舗装道路なので危険はなし。
 途中、これが兵子への登山口の鉄梯子。
 今度はここから行ってみようか。


20220626吾妻019


 滑川温泉から姥湯までの道路は思ったより快適で、板谷から滑川までの道路よりも
だいぶいい。すれ違いを心配するような箇所はあまりなくて、次回からは、姥湯まで
行ったほうがいいと思った。むしろ滑川温泉までの運転のほうがドキドキするよ。

 約1時間で、駐車地点まで戻ってきた。
 ここが今朝の渡渉ポイント。向こうの赤布が目印で、ここを渡るのに一苦労した。
 道路から河原まで結構な高さがあり、下り口を見つけるのがポイントだったが、
ここ、すぐ下に、簡単に下りれる足場になっていたと、最後に発見し、ガッカリ。


20220626吾妻020


 せっかくここまで来て、温泉に入りたかったけど、日帰り受付時刻も過ぎてしまい、
残念。帰りは板谷までドキドキする細い道だが、1台通過した車の後ろについて
気楽に戻れた。家形山から東大巓あたりをどうにか歩いてみたいものだが、
やはり金に糸目をつけずに、天元台からゴンドラ・リフトが安全なのか・・・



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