ライザスキー場から 前山と杉ヶ峰--2021年3月7日-- ― 2021-03-08 22時56分
8:30 クワッドリフト乗車
8:52 ペアリフト降車してスタート
10:33-10:44 前山
11:07-11:26 杉ヶ峰
11:47-12:27 前山(昼食)
13:37-13:48 お釜リフト乗り場
14:49 ライザ駐車場
地図はこちら
不忘山から屏風までは歩いているが、その先、刈田までの区間は未踏だ。
夏道も知らないのに、いきなり雪山なんて無謀かな?少し不安もあったが、
最近、刈田岳から屏風方面へのレポをちょくちょく見かけていたのと、不忘側から
屏風へ行くのは装備的に無理なので、どこまで行けるかわからないが、
行けるところまで行ってみよう。
幸い、今週もご褒美のような晴天。
気合を入れて出発して、7:00少しすぎに到着も、8:00運行開始と思っていた
リフトは8:30からだった。どうりで、ほとんど車もいないはずだ。
ゆっくり準備して、ほぼ先頭でリフトに乗り込んでスタート。
下りは使えないのが残念ですが、\350のリフト券が2枚と、リーズナブル。
リフト2基を乗り継いで、歩き出せば雪はしっかり締まっていて、つぼ足でも
問題ない。
少し進んで傾斜が出てきても歩きにくいわけではないが、スノーシューが背中で
重荷となっているので、装着して進む。
早速、大雪原が目の前に広がる。樹氷はすっかり残念な状況ですが、
目の前は、青と白でいっぱいで、この天気に感謝。
いつも通りなら、このまま刈田岳方面へ向かいますが、今日は体力温存。
右寄りにコースを取り、エコーラインをしばらく歩きます。
お釜のリフト乗り場があります。
さらに進んでいくと、南蔵王縦走路の入り口に到着。
ここからは初のルート。夏道も歩いていないので、前山までのルートが
イメージしにくいのですが、正面に見えているので、それを目指せばいいか。
トレースも所々切れ切れだったりで、あんまりあてにもできない。
自分のトレースもかなりひどいものとなっているんだろうな。
何とか、刈田峠避難小屋に到着した。
基本は尾根を目指していくんだろうけど、なかなかスムーズに行けない。
林間コースをどうにか抜けて、ようやく山頂が射程に入ってきた。
なかなかの急な登りです。
まっすぐ行けばよいものを、何となく右寄りで進んでしまった。
わずかですが、樹氷もちょっぴり残ってた。
まずは前山に到着。次は杉ヶ峰が向こうに大きく見えている。
ここから先は、コースも明快で分かりやすい。
こっちも最後は急登が待っている。
今日の雪はしっかり締まっていて、スノーシューがよく効く。ガリガリではあるが
カチカチのアイスではないので歩きやすい。
今日は最高の天気。雪は青空によく合います。
こちらにも少々の樹氷が残ってますね。
そしてようやく杉ヶ峰の山頂へ。
驚いたことに、向こうからソロの登山者がやってきた。
まさか向こうからやってくる登山者がいるとは全く想定してなかった。
少し話を聞くと、刈田のほうから屏風まで行って、戻ってきたところだと言う。
そしてこれから氷瀑を見に行くのだという。なんていう体力だ!
すごい人もいるものだ。
それにしてもこの山頂は広々としていて、全方位素晴らしく眺めがいい。
西側には飯豊が見えます。
向こうに見えるのが、芝草平から屏風方面。コースタイムだと約1時間。
往復2時間だと、行けない距離ではないが、明日は仕事もあるし、車の移動時間も
考えると、体力的に厳しそうだ。残念ながら今回は見送りだ。
今日が土曜日だったらよかったのに・・・
朝日連峰に月山、雁戸山から大東岳、吾妻連峰から安達太良までぐるっと
見渡せて、この景色を見ながら昼食が良かったが、少し風があって寒いので
残念ながら前山まで戻って、昼食とした。
歩いてきたほうを振り返ると、刈田岳と奥には熊野岳がバッチリ見える。
さて、では戻りますか。
ここからの下りで、ソロの男性とスライド。意外に来る人がいるんだな。
前山の頂上は風も弱く休憩にはちょうど良く、昼食の準備をしていると、
今度は2名パーティーが山頂を通過。4名もスライドするとは予定外。
ここも眺めはよくて、最高でした。
吾妻山と、左は安達太良かな?
朝から雲が取れなかった、朝日連峰も、この時間になってようやくすっきりと
見えだしてきた。
では戻ることにしましょう。
やっぱり、前山からエコーラインまでのルートがなかなか難しい。
平坦なところは目標が見えにくいからどうしてもへんてこなコースを歩くことになっちゃうのかな。
屏風まで行けなかったのは残念ですが、かなり満足の一日でした。
最後に前山から杉ヶ峰、その奥に屏風、を振り返ります。
時間的には、刈田岳も行けそうだ。蔵王ハイラインの入り口から見上げると、
刈田神社の屋根が見えているけど、結構あるなぁ。樹氷もあの状態なので、
今回は早めに切り上げることにして、下山決定。
朝と同じくエコーラインを夏の駐車場に向かって歩いて、いつものコースに
合流です。あとはライザスキー場に向けて雪原を下るのみ。
スキー場はコースの端っこを歩いて駐車場まで戻ります。
今日の雪は締まっていて歩きやすかったものの、スノーシューで歩くと
まさに舗装道路を歩いているのと同じように、膝、腰にダメージが蓄積。
最後のほうは腰が痛くなってしまった。
刈田や熊野方面は相当の人出で賑わっただろうな。一方で、今日歩いた
コースはほぼ誰もいなくて、静かに楽しめた。
今年は大雪のイメージがあるのだが、秋田県南部が多かっただけで、他は
例年と変わらないのかな。最近の気温上昇もあり、やけに雪が溶けるのが早く
なっている気がする。
2週続けての快晴には大満足。
まだ雪があるうちにあちこち行きたいんだけど、次はどこにしようか。
初登頂に感激、湯殿山(1500m)--2021年3月27日-- ― 2021-03-28 13時02分
8:09 駐車地点(五色沼、五色亭そば)
8:23 看板下
11:41ー12:45 山頂
13:50-13:57 ネイチャーセンター
14:13 看板下
14:28 駐車地点
夏場は何度も訪れている月山周辺。雪のある季節は難易度が高いかなぁと
思いながらも、いつか行ってみたいと考えていた。最近の気温やレポを見ていると
今なら何とかなるかも、ということで念願の湯殿山への初挑戦。
結構早め出発のつもりでしたが、到着するとさすがの人気で、結構な車の台数。
皆さんに従い、順番に路駐して準備開始。前後には福島ナンバーで、結構来てる。
やっぱり、BCが圧倒的に多い。登山スタイルはかなりマイナーですね。
最初はネイチャーセンターを目指すつもりでしたが、少し先を行くBCスキー隊の
進路を参考にさせてもらい、トレースもたどりながら進みます。結局、だいぶ
西寄りのコース取りで、ネイチャーセンターは見ることなく尾根を目指します。
土曜の朝はどうしても寝不足、おまけに腹ごしらえも不十分で、最初からバテバテ。
本当に山頂まで行けるのか不安がいっぱい。
無理せず、すぐ休憩。腹ペコがどうにもならず、ちょくちょくつまみながら。
だいぶ見通しが良くなってきたが、まだまだ遠い。
うん?よく見ると、もうあんなところを登っている人がいる。
そろそろ樹林帯も終了か、というあたりで、人がだんだん多くなってきました。
いよいよここからが本番らしいけど、すでに消耗気味です。
先を行くBCスキー隊にも追いつけそうで、やっぱり届きませんね。
それにしても皆さん体力ありますね。
この辺りからはずっときつかったなぁ。
少し振り返ると、朝日連峰が見渡せて、この景色に感動。
肉眼では、もっとはっきり見えたはずですが、写真がダメだなぁ。
ここがYAMAPレポなんかでよく見るポイントですね。
この先が山頂じゃないんですよね。
ここらあたりが一番きついかなぁ。
登りきると、まだ先が長いんです。
一歩一歩を進みながら、多めに休憩しながらゆっくり頑張ります。
所々にあるクラックはこれからどんどん大きくなるんでしょうか。
やっと、盛況の山頂に到着。
いやいや、素晴らしい。感激です。
風もほとんどなく、晴れて穏やかな最高の天気です。
朝日連峰。
以東岳、狙ってはいますが、いつ行けるかなぁ。
月山も大きい。
そして、鳥海山が雲の間に浮いている。
アップで。
月山も。
この一番のビューポイントで昼食休憩。
この場所いいのかな?と思いながらも、他の場所は先客で埋まっているから
いいか。月山と鳥海山を一緒に見ながら昼食なんて、なんとも贅沢。
向こうには姥沢の駐車場が見える。
すっかり除雪も終了している模様。4/10から月山スキー場もオープンということで
準備を進めているのでしょう。
先客のBCスキーヤーたちが出発して少し寂しくなった山頂に、後続の
BCスキーヤーなどが次々に到着して、またまた山頂は盛況になります。
ゆっくり休憩したので、戻りますか。
スキーがあれば、最高でしょうね。
いや~去りがたい。何度も振り返りながら。
途中でお話をしたのは、登り返しの茨城からのボーダーさん。
ここを滑る爽快感は最高でしょう。でも、また登り返す体力はすごい。
姥ヶ岳との谷底に見えるのは滑り終えたスキーヤー達。
この斜面、滑りたいなぁ~。
ということで、これができたんだっけ。尻滑りで一気に。
この後も多用して、標高差300m程度はあっという間に消化でした。
帰りは多数のトレースがあり、あまり考える必要もなかったのですが、
そのため、朝とは違ったコースとなってしまった。
おかげで、ネイチャーセンターに立ち寄ることができました。
登りはすごく大変でしたが、帰りは尻滑り効果が絶大で、ここまで1時間ほどと
かなりの時短。う~ん、スキーが欲しい!
ここからの眺めもばっちり。山頂がしっかり見えてますね。
姥ヶ岳は右の木で隠れてます。
最後は、朝のスタート地点。これもよく見る看板ポイント。
結局、すべてスノーシューで問題なしでした。
天候、気温すべてに恵まれ最高の一日となりました。
帰りは久しぶりに道の駅にしかわに併設する水沢温泉(\300-)へ。
山形もコロナ急増の影響か、人は少なかった。
少し悩みましたが、疲れも取りたいし、人も少なめなので、利用させてもらいました。
積雪期限定の湯殿山。条件に恵まれて何とか登頂がかない感激です。
福島は桜も咲き、いよいよ春本番ですが、もう少し雪の景色も楽しみたいですね。
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