神室山系 火打岳(1238m)へ--2021年10月30日--2021-10-30 21時34分


 7:13         登山口
 8:12         2.5合目
 8:58         5合目
 9:47         西火打岳
10:25-11:06  火打岳
11:46         西火打岳
12:15-12:37  5合目
13:43         登山口

地図はこちら


 もう10月も終わり。今月は、何だかんだで、どこにも行けてないや。
 今週末は、いい天気となりそうなので、どこかに出かけよう。

 今年はまだ、朝日連峰に行ってないので、行きたいところだが・・・
すでに積雪もあり、ちょっと難しいか。

 春に登った神室山から見た神室山系の山々も、いずれは登りたいと
思っていた。移動時間もそれほど長時間ではなく、登山口までのルートも
いつも通るR13からわかりやすいということで、火打岳をチョイス。

 4時ちょいに自宅を出発し、東北中央道を利用して、新庄北ICを降りれば、
そこからは1時間ほど、7時ちょい前に登山口に到着。
 すでに3台の車があり、自分で4台目。ソロ男性1名が出発の準備中でした。
 少しお話をして、その後出発されていき、結局、山頂で再会となりました。

 登山口には立派な地図。


20211030_火打岳001


 このつり橋を渡って出発です。


20211030_火打岳002


 少し歩いて、沢を渡ると早速目に付く看板。
 「超」が付くなんて、初めて見たな。


20211030_火打岳003


 宣言通り、ロープが4~5か所と連続します。


20211030_火打岳004


 まったく容赦ない登りで、一歩一歩辛抱強く進むしかありません。


20211030_火打岳005


 顔は下ばかり向いているせいか、イワウチワが咲いているのを発見。
 この時期に花を見れるとは、うれしい驚きに、少しの力をいただきます。 


20211030_火打岳006


 超急登もひと段落し、珍しい2.5合目の看板。


20211030_火打岳007


 つらい登りではありますが、時々ちらちらと見える景色に感動。
 派手さはないものの、ちょうど、紅葉の見ごろ。


20211030_火打岳008


 標高を上げてくると、ようやく見晴らしがきいてきます。
 遠く真ん中に見えるのは6月に登った神室山。左下に小さく小屋が見えます。


20211030_火打岳009


 ようやく、八合目の西火打岳(1039m)。
 火打岳と言いつつ、ここまでは西火打岳までの登りがすべて。
 山頂ではありますが、ここは周りが木々に囲まれて展望はなし。


20211030_火打岳010


 少しだけ先に進んで、ようやく、火打岳の姿が目に飛び込んできます。
 だいぶ下って、また登るんですね・・・


20211030_火打岳011


 そう簡単ではありませんね。


20211030_火打岳012


 ゆっくりと歩いて、高度を上げて、最後のこの斜面を登り切れば、


20211030_火打岳013


 ようやく山頂です。
 あれ?3時間22分ほどか、看板にあった3時間15分とほぼ変わりないんだ。


20211030_火打岳014


 山頂には、登山口でお会いしたソロ男性が休憩中でした。
 他の2台で来ていた方たちはさらに先へ向かったのか、違うルートを登って
いるのか、見かけることはなかった。


 道中、風もなく、長袖でも暑いくらいでしたが、山頂は時折風が強く吹き、
黙っていると肌寒い感じで、ジャケットを着込みました。


20211030_火打岳015


 予定通りのいい天気です。
 少しだけ雲もありますが、おおむね良好な視界で、神室連峰を一望できます。
 右端には神室連峰最高峰の小又山。そして、中央奥に神室山。


20211030_火打岳016


 南方面に向きを変えると、大尺山や、槍ヶ先方面。
 このあと、新倉見口から登ってこられたソロ男性1名が登頂。
 さらに、この後も1名、そして1名と、新倉見側から3名がやってこられた。


20211030_火打岳017


 東方面の眺め。奥に見えるのは栗駒山かなぁ?


20211030_火打岳018


 本当は、お湯を沸かして、カップラーメンのつもりでしたが、風が強く寒いので
断念して、少し下ってから昼食にすることにして、下山です。

 山頂でご一緒した皆さんと少し話をしていると、小又山からこちらに向かっている
登山者が1名。この景色の中の縦走は気持ちいいでしょうね。
 でも、かなりきつそうです。


 さて、登りが急なら、下りも。山頂直下のこの斜面がなかなか怖かった。


20211030_火打岳019


 写真ではきれいに撮影できなかったんですが、紅葉の眺めは最高です。
 日差しを浴びると、少しはきれいに撮影できているかな。


20211030_火打岳020


 下ばかり見ていてはつらい登りも、上を見上げるときれいな黄葉に感動します。


20211030_火打岳021


 急斜面は登りよりも下りがきつくて、足がだんだん棒のように。
 途中、本日唯一、登山道でスライドした男性は、なぜか、三本鍬を杖代わりに
リズムも軽快にスタスタと下りて行かれた。


20211030_火打岳022


 最後の急坂は、すっかり足も動かず、休み休みとなりながらも何とか無事に
こけることなく到着。
 二の坂の看板は見落としたのか、見つけられなかったが、三の坂まである中で
やっぱり、核心は最初の一の坂ですかね。
 ここは本当に超急登でした。


20211030_火打岳023


 ようやくホッとして、つり橋を渡れば到着。
 最後につり橋の上から振り返って1枚。
 残念ながら、火打岳はここからは見えないんですね。


20211030_火打岳024


 途中でカップラーメンのつもりも、急なところばかりだし、広々とした場所もなく
コンロを使えるような感じでもなかったので、結局駐車場でお湯を沸かすことに。

 そのあと軽くあたりを散策。
 登山口の道路をさらに奥まで進むと、また、登山口の看板と、少し広い駐車場
らしきスペース。砂利押口へと続いているのだろうが、まだ車で行けるのかは不明。


20211030_火打岳025


 朝は、高速を利用しましたが、ガソリン代も高騰しているし、時間もまだ早いので、
帰りは、久しぶりにR13と一般道で節約です。
 とはいいつつ、無料区間はしっかり高速も使わせてもらいました。

 途中、天童の道の駅に寄ったりしたせいで、天童から山形は夕方の混雑時に
ピッタリぶつかってしまい、予想外に時間がかかりましたが、ほぼ7時には
自宅に到着。運転中も思ったほど疲れは感じなかったのが意外。

 ハードなコースばかりですが、次はどこに行こうかと思わせてくれる、魅力的な
山系です。今年はもう難しいでしょうから、来年は、また別のコースに挑戦して
みようかな。